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金沢のお菓子に触れる
先日主宰した東京会場でのお菓子教室で、金沢のお菓子をウェルカムスイーツとして生徒様にお出ししました。このお写真を見ても何かが普段見るお菓子と違う!金沢のお菓子を見ると決まってそう感じます。品があるというか、デザイン性の質が違うというか、でも古典的なところもしっかりありつつ。お菓子歴史、そして和菓子の歴史は海外からの文化が入り込み日本の素材だけで作られていたものが次第に海外の素材や技術が一部入り込んだお菓子も誕生します。
今回ご紹介するお菓子の落雁諸江屋のれん菓子のせんべい「蓮根・唐松・菊花」は、和テイストでありながら洋でモダンさがあります。軽い触感のせんべいですが、それぞれに、蓮根風味、白味噌、生姜の砂糖をかけています。程よい砂糖がけが上品であり、金沢のお菓子のイメージにつながるものではないかと感じています。
箱から取り出し、器にのせるだけで華やか!この日も生徒さんからの歓喜がありました。
町がパッと見でわかるお菓子
金沢は和菓子の町。以前に訪れた際にはあらゆる和菓子文化に触れました。歩けば町は和菓子屋が。そんな印象が今でも残っています。
そんなことを思い出すような包装紙が、このお菓子を手にしたときに記憶を呼び起こしました。さりげなく金沢文化が表現されたところなのでしょう。諸江屋さんは落雁が有名なお店。商品の品数の多さと一味違うこだわりが、おすすめはこれです!と限定を言い難いのが本音です(笑)。のれん菓子せんべいは、福岡や東京ではなかなかないセンスと風格にもっと金沢のお菓子に触れてみたいと感じる一品です。
1枚1丁寧な作りに、おもてなしやお土産などにぴったり。あげるのかもったいないなと密かに感じながら差し上げる。なんとも言えないもどかしさもあるかもしれませんね(笑)。今度また金沢へ行くときには和菓子文化にもっと触れてみようと思います。
ぜひ皆様もこの落雁諸江屋のれん菓子せんべいをご賞味ください。おすすめです!
※掲載情報は 2017/03/23 時点のものとなります。
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キュレーター情報
スイーツプランナー
山口真理
福岡と東京を拠点とし、カフェや企業などのメニュープランニング多数。全国を訪れて生産者と出会い、食卓をつなぐパイプ役として素材をベストな状態でスイーツに添えるレシピ提案をする。福岡県農商工連6次化産業開発アドバイザー。農家をピックアップした冊子と食材をセットで送る「ふくおか食べる通信」レシピコーナー撮影フードスタイリスト並びにメニュー開発。フードコーディネーターとして撮影スタジオでのフードスタイリングも多数。Yahoo!JAPAN「日本の定番選定委員会スイーツ101」選定人。フェリシモ商品「シリコン型お菓子の会」「ミニシリコン型お菓子の会」プロデュース。フェリシモ出版「毎日のごはんを楽しく作る雑貨のカタログSweetsBook」ポプラ社「スイーツの仕事」出版。文化放送「ピピットサンデーWakuwakuMix」出演。