華やかなシーズニングソルトの世界

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ひとふりで食卓が華やかに

シーズニングソルト、またの名を調味塩。

 

塩をベースにハーブやスパイスをブレンドした味付きの塩を総称してこう呼びます。日本ではアメリカ産岩塩をベースにした「クレイジーソルト」が有名ですが、その人気の高まりとともに、日本各地でその土地の名産品を使用した「ご当地シーズニングソルト」が製造されるようになってきました。

 

シーズニングソルトの良いところは、それだけで味が決まるという点。そして、彩りや香りが豊かなものが多く、食卓が華やかになるという点です。今回は、ご当地シーズニングソルトの中からいくつかご紹介したいと思います。

高知県産ベルガモットの香りに包まれる

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高知県は温州みかんの生産が盛んですが、温暖化の影響で、将来的には生産が不可能になるかもしれない。そんな危機感を持って立ち上がったのが、ベルガモットの生産プロジェクトでした。ベルガモットといえばイタリアが有名で、柑橘類特有のさわやかな香りにプラスしてフローラルでほのかに甘い香りも持っているため、紅茶の香りづけやアイスクリーム、香水にも使われています。

 

プロジェクトが始まって苦節数年、やっと実った高知県産のベルガモットを使用して生産されているのが、「土佐ベルガモット塩」。セミドライしたベルガモットの皮と土佐の海水塩をブレンドしたこの塩は、蓋をあけた途端に幸せな香りが周辺を包み込みます。バターやクリームとの相性が抜群で、クリームソースに混ぜて白身魚のソテーにかけるだけでレストランの味に早変わりします。

 

住所:高知県春野町弘岡下2880-1
TEL:088-850-3113

ふわっと鼻をくすぐる緑系ハーブの香り

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ブルーの紙筒に入ったドイツ産の岩塩「アルペンザルツ」はご存知の方も多いと思いますが、10種類ものハーブをブレンドした「ハーブ入りアルペンザルツ」はご存知でしょうか?「アルペンザルツ」にパセリ、セロリ、オニオン、バジル、ディル、マジョラム、ベイリーフ、ローズマリー、オレガノ、タイムをブレンドしているこのシーズニング。ハーブの香りと味が重なって、料理の味がひとふりでバシッと決まるのももちろんですが、塩の配合量も控えめで、ハーブを効かせるためにたくさん使ってもしょっぱくならないのも良いところです。

 

また、にんにくをしっかり効かせたシーズニングソルトが多い中、「ハーブ入りアルペンザルツ」は非常に柔らかい味と香りで、素材の味をしっかりひきたててくれます。鶏肉に揉みこんで焼くだけで、素材の味わいが活きた鶏肉のハーブ焼きが完成します。そのほか、オイルと合わせてドレッシング代わりに使うのもおすすめです。

 

ハーブ入りアルペンザルツ 125g 490円(税抜)
住所:東京都千代田区三番町2番地 三番町KSビル 6階
TEL:03-3288-7352

季節限定、桜の花びらが入った塩

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東京都伊豆大島で生産され、全国各地に固定ファンを持つ「海の精」。実は季節限定で可愛らしい塩を製造しています。それが、こちらの「桜の塩」。

 

「海の精」を高温で壺焼きして、そこに独自製法で乾燥させた奈良県吉野産の八重桜の花の塩漬けをブレンド。美しい柔らかなピンク色の塩は、お皿を一気に華やかにしてくれます。春の食材のてんぷらに添えたり、豆腐やアイスクリームにぱらりとかけるのもおすすめです。季節限定品なので、見かけたらぜひ入手してください。

 

シーズニングソルトは、ベースの塩や中に入れるハーブやスパイスによって、多種多様。お好みのお塩とハーブを使って作ることもできるので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

桜の塩 1g×10袋 324円(税込)
住所:東京都新宿区西新宿7-22-9
TEL:03-3227-5601 

※掲載情報は 2017/03/22 時点のものとなります。

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キュレーター情報

青山志穂

ソルトコーディネーター

青山志穂

東京都出身、沖縄県在住。
大手食品メーカー勤務から一転、塩に魅せられて塩の道へ。塩の専門店で社内資格制度の立ち上げなどを行ったのち、2012年に(社)日本ソルトコーディネーター協会を立ち上げて独立。現在は、塩のプロフェッショナルであるソルトコーディネーターの育成のほか、全国を飛び回りながら、塩の基礎知識や使い方などに関する講座や講演、テレビやラジオ、雑誌などへの出演、塩売場のコーディネートなどを行いながら、塩の啓蒙活動に努めている。有名シェフとの塩をテーマにしたコラボレーションイベントや食品メーカーの商品企画も手掛ける。著書に「塩図鑑」(東京書籍)「琉球塩手帖」(ボーダーインク)「日本と世界の塩の図鑑」(あさ出版)など。

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