世界に羽ばたく“エキサイティング”な日本ワイン『グレイス甲州』

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日本ワインならではの、奥ゆかしさと芯の強さを味わう

世界に羽ばたく“エキサイティング”な日本ワイン『グレイス甲州』

いま、世界をドキドキワクワクさせている日本ワイン、それが山梨県の歴史あるワイナリー「グレイスワイン」の代表作のひとつである『グレイス甲州』です。こちらの2015年ヴィンテージが、イギリスで最も有名なワイン専門誌『デカンタ誌』(2017年1月号)において「2016年でもっともエキサイティングなワイン」75選の中で49位に入選し、話題を呼んでいます。世界のジャーナリズムをつかさどるデカンタ誌において、日本ワインが50位以内に入ってくるということは極めて画期的なことであり、日本のワイン業界の明るい展望がうかがえる、とても嬉しい出来事なのです。

 

先日、入選のお祝いの会が開催され、デカンタ誌が「エキサイティング」と評した甲州を味わう機会に恵まれました。今や甲州ワインは色々な趣向が凝らされ、スパークリングや樽熟成したもの、甘口に至るまで様々なタイプのものが造られています。しかし、こちらの『グレイス甲州』は、甲州ブドウ本来の魅力とそのポテンシャルが最大限に引き出されているのが特徴。ブドウ栽培にもワイン醸造にも細部にまで気を遣っているもかかわらず、それを微塵も感じさせないナチュラルさにあふれています。どこまでもピュアで清らかで、体がすっと浄化されるような心地よさを楽しむことができました。

 

主張しすぎず、繊細な料理にもスッと寄り添う、奥ゆかしさ。これは甲州ワインの素晴らしさのひとつですが、しっかり意識して味わうと、そこには揺るがない甲州ならではの芯の強さやアイデンティティが見えてきます。この先も『グレイス甲州』は、この凛とした姿勢で世界を魅了していくのでしょう。面白いのはこれからです。

※掲載情報は 2017/03/09 時点のものとなります。

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キュレーター情報

瀬川あずさ

ワイン研究家 株式会社食レコ 代表取締役

瀬川あずさ

聖心女子大学卒業後、施工会社の秘書を務め、多くの飲食店のリーシングや施工業務に携わる。その後、趣味が高じてワインエキスパート、日本酒利酒師の資格を取得。記者・ライター業、飲食コンサルティング業、ワイン講師など食やワインにまつわる仕事に精を出す。2014年、食に特化したリレーションサービスを提供する 株式会社食レコの代表取締役に就任。ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」新宿校の主幹講師も務め、食やワインを通じた豊かなライフスタイルを発信している。

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