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食生活をより豊かにかえる小苦樂のお稽古
2月に目白の路地裏にオープンした日本文化研究所 小苦樂(こくら)
築80年の古民家をほぼそのまま活かした小苦樂は、1階は甘味処と茶室、2階は日本伝統文化のお教室です。
ご縁があり、小苦樂のフード撮影のディレクションを私が務めさせていただきました。
お店の名前でもある小苦樂は、「小さな苦労を楽しむ」という意味を持っています。日本伝統文化のお稽古は、着付け、茶道、煎茶、水引、華道、研硯、篆刻、書道、桐箱絵付けなどバリエーション豊かです。
例えば、自らがデザインし絵付けをした桐箱に、お料理を詰めてみたり……。
ご家庭でおもてなしをする際に、テーブルにはお花を生けて……、水引でお箸飾りを作り……。
お品書きを筆で書き、自分で彫った篆刻を押してみたら粋ですよね。
着付けを習い、レストランに自分で着物を着て伺えたり……と、小苦樂で学べる様々なお稽古で日常の食生活を、より豊かにすることが出来ます。
オープニングお披露目会では、研硯の青柳先生、篆刻の竹下先生、桐箱絵付けのかとー先生が実演をされ、お稽古体験も開催されました。
お披露目会にいらした方から「はじめての体験で感動した!」とお喜びの声を頂戴しました。
お稽古は、上記以外にもまだまだ沢山あり、味噌作りのワークショップなども開催されます。詳しくは、小苦樂(03-6883-8623)までお問い合わせをしてみてくださいね。
希少なこだわりの食材でつくられた甘味で癒される
1階は、茶室と甘味処。女将のこだわりの食材で作られた甘味や御抹茶がいただけます。
辻利の抹茶白玉ぜんざいや、クリーム白玉渋皮煮あんみつなど、小苦樂でしか食べられないお品書きもあります。
人気メニューであるあんみつやまめかんに使われている寒天は、伊豆産の一番天草を使用しています。あえて自然本来の磯の風味を残すことで、噛み応えがありくせになる美味しさ。
厳選された富良野産の赤えんどう豆は、女将が時間をかけて丁寧にゆっくりと炊いてふっくらとしています。
黒蜜は、沖縄産の黒糖のみを使用することでコクがある甘さに。生産年の天候によっても希少なこだわりの食材を選ぶことと、愛情をかけて作ることがおいしさの秘訣だそう。
小苦樂では、タバコ待合から躙戸を配した本格的茶室も完備しています。
お庭を眺めながらゆっくりと過ごしなど、お好きな場所で甘味をごゆるりとお楽しみいただけます。
また、このおいしさは持ち帰りも可能です。テイクアウトのメニューは、豆かんとあんみつ。ご家庭でも、小苦樂の味をお楽しみいただけます。
ご家族、ご友人、恋人……男女、年齢を問わず、誰もがほっこりと喜ぶ顔がみられる小苦樂の空間と甘味。ベビールームもあるのでママ会にも使えて嬉しいですね。
大切なひととぜひご一緒にお愉しみください。
小苦樂 PV
https://vimeo.com/201613139
※掲載情報は 2017/03/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家/フードアナリスト/ライター
三神さやか
料理研究家/フードアナリスト/フードコーディネーター/食育インストラクター/ライター
料理家アシスタント、和フレンチ料理店勤務を経て、料理学校にてフードコーディネーターを学ぶ。
経験を積みフリーランスとなる。
その後も、星付き懐石料理人・フレンチシェフに学び、スキルアップを続ける。
企業のレシピ考案、商品開発、審査員、食育活動をはじめ、飲食店のメニュー考案・レシピ監修など。
本・雑誌・webコラム執筆、食のライター。
テレビやラジオなど、多岐にわたり食の分野で活動の場を広げている。
WFP国連世界食糧計画チャリティーパーティーのスタッフを務めるなど『食』を通じて人が笑顔になる活動をしている。
心にも身体にも優しく、内側から健康で美しくなれるレシピ考案や食育レシピを提案中。
elle a tableオンラインレシピ掲載中
http://m.elle.co.jp/atable/cooking/list-c-author-Mikami_Sayaka
webマガジン ANGIE 毎月掲載中
http://angie-life.jp/author/saya103/