高級住宅街として全国的に名高い、兵庫県芦屋市。上品でエレガントなイメージのある芦屋は、一方でスイーツ激戦区としても知られています。今回は数多くの名店が集う芦屋でも話題の厳選スイーツをご紹介します。数多の店の中で磨かれたスイーツは、どれも洗練された趣味の良さが光るものばかり！ 芦屋ブランドという名だけでなく、実のあるスイーツをお楽しみください！

関西出身の茶ムリエ・宮原さんがその概念を打ち砕かれたのが、芦屋にある洋菓子店『ダニエル』の「カヌレ」です。想像以上のもっちり食感が楽しめる、今までのカヌレとは一線を画する味わいで、お店では連日即完売、オンラインでも3月末まで販売中止という人気を誇ります。粉糖でおめかししたカヌレ、ドライフルーツで着飾るカヌレなど、カラフルで様々なカヌレがオーバル箱に並んでいる様子は愛おしさを感じるはず。早めにチェックを！

昨年7月に芦屋にオープンした『PATISSERIE etonne （パティスリー エトネ）』。神戸北野ホテルのデザートショップ『イグレックプリュス＋』の立ち上げからシェフパティシエを務めた多田征二さんのお店です。こちらのイチオシが2種類のクリームチーズをベースにしたシンプルな、スフレタイプのチーズケーキ「スフレフロマージュ」です。ふわっとしながらもすぐに溶け消えてしまうことのない、なめらかな口あたりに酔いしれてみて。

芦屋マダムに愛されている『ポッシュ・ドゥ・レーヴ芦屋』は、鮮度にこだわった焼き菓子が自慢。一番人気を誇る「和三盆リングサブレ」に並び、地元で厚い支持を受けるのが、リングの中央をくりぬいた一口サイズの「和三盆ボーロ」です。名前の通り和三盆を使用し、品の良い甘さとナッツの風味がふんわりと広がります。焼き菓子なのにサクサクするだけではなく、とろっとした繊細さが感じられるのも人気の秘密です。

昭和23年に神戸北野で創業した『にしむら珈琲店』。神戸を中心に兵庫県内に展開し、芦屋では駅前に店を構えます。名水“宮水”で入れたまろやかな珈琲はここでしか味わえないと地元民を魅了し続ける一方で、同店が手がける洋菓子菓子工房『セセシオン』の「焼き菓子詰め合わせ」をお目当てに訪れる人も多いのだとか。ナッツの素材感とスパイスの風味が奥深い、名物の「レープクーヘン」はコーヒーにぴったりのスイーツです。

月に一度芦屋でレッスンを行なっているというフラワー＆テーブルコーディネーターの鬼頭さん。そこで実感したのが、芦屋女子はキュンとくるような贈り物がとても上手なのだそう。『プティビズ』の花のモチーフがついた可憐な「デコレーションカップケーキ」もときめいた贈り物の一つ。ほかにもアイシングクッキーや、サブレ、ドラジェ、ブールドネージュなどの焼き菓子があり、ギフト上手な芦屋女子の御用達になっているのだとか。

今年2月にJR芦屋駅北側の閑静な住宅街にオープンした『ma biche（マ ビッシュ）』。ショーケースには、定番の生菓子から伝統的なフランス菓子まで13種類ほどが並びます。初日に早々に完売していたのが「ヴァシュラン・キャフェ」。中に、マルサラ酒を効かせたマスカルポーネのクリームが入った、大人のためのケーキです。子どもから大人まで、誰もがお気に入りが見つかるパティスリーです。当面は週末3日間のみの営業なのでご注意を。

いまや全国的に有名なスイーツブランドの『アンリ・シャルパンティエ』。本店が芦屋にあるのはご存知でしたでしょうか。エレガントな雰囲気の本店には、カフェが併設され、ラグジュアリーな気分でティータイムが過ごせるはず。元客室乗務員の広瀬さんが二番目におすすめという、果実感たっぷりの四角いフルーツゼリー「テリーヌ・ドゥ・フリュイ」。時期により、期間限定や産地限定もあるので、訪れたらチェックしてみて。