広島安芸津町の海の幸に合わせた日本酒『海風土』

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イタリアンにもぴったりの日本酒

広島安芸津町の海の幸に合わせた日本酒『海風土』

広島の安芸津町にある『今田酒造』さん。富久長で有名な酒蔵です。ここは女性の杜氏がいらっしゃり、きめ細やかな日本酒を楽しめます。そして今回は女性ならではの味わいを感じた『海風土』という日本酒を紹介します。

 

この『海風土』。なんと読むと思いますか?『シーフード』と読むのです。その名の通り、魚介類のお料理に合わせて造られた日本酒です。広島は瀬戸内海があり、海の幸の宝庫です。特に牡蠣は全国一位。当初はこの牡蠣に合わせた日本酒をと考えられたものだったそうです。

 

まず、一口飲んだ時に感じる口当たりは、これは日本酒?!ワイン?!という風味。フルーティーさがふっと口に入ってくるのですが、甘い感じは残りません。爽やかさというか、少し酸味を感じました。レモンの酸味というほどきついものではないのですが、程よい酸味が魚介と合わせた時にすっと入ってくるのです。

広島安芸津町の海の幸に合わせた日本酒『海風土』

今回私はイタリア料理。パスタと合わせてみました。魚介の代表でもあるボンゴレビアンコですが、あさりの出汁、身のプリッとした食感にさっと溶け込み、魚介の臭みを全く感じさせずに一体感として美味しく頂きました。

 

この、程よい酸味を感じられる日本酒は珍しいのではないでしょうか。

 

この酸味の正体は白麹だそうです。通常の日本酒は黄麹を作ることが多いそうです。白麹は焼酎に使うことが多く、この白麹のお蔭でクエン酸を多く作る菌種が選抜されているそうです。この酸味のお蔭でしっかり冷やして飲むとキリッとした旨みが楽しめます。

 

和食でも洋食でも魚介系の料理を更に美味しくしてくれるこの『シーフード』。爽やかな酸味と魚介類の臭みを流す後口の良さ。食事の楽しみが増えていきます。

 

更に酸味を高めた『海風土 blue』。白ワインに近い日本酒です。またスパークリングなどもあり、好みに合わせて楽しめるのが嬉しいですね。

※掲載情報は 2017/02/21 時点のものとなります。

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キュレーター情報

尾田衣子

料理研究家/オリーブオイルソムリエ

尾田衣子

ル・コルドンブルー東京校卒業。料理ディプロムを取得。 その後、イタリア・フィレツェに渡り、家庭料理を学ぶ。 現在、フランス・イタリア家庭料理ベースの簡単にできるおもてなし料理、オリーブオイル中心の食事ヘルスケア料理、食育を取り入れた親子教室を中心に杉並区(西荻窪)にて料理教室「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」を主宰。
また、外部講師を始めTV出演、雑誌・企業へのレシピ提供なども行う。著書に『あまったパンで魔法のレシピ』世界文化社。『うち飲み女子の友』ぶんか社。『家族がよろこぶ「スマイル弁当」』土屋出版 等
薬味食堂(朝日新聞出版)ねぎ、大葉、生姜……そして今、人気のパクチーなど、おなじみの薬味を使った組み合わせが絶妙な料理を豊富に紹介。「ただのせる」だけではない薬味ざんまいの絶品レシピが満載。
http://books.rakuten.co.jp/rb/14282970/

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