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専門店で見つけたレモネードにぴったりのイタリア産ハチミツ
真っ青に澄んだ冬晴れの空に陽射しを受けて輝く黄色の宝石。この時期、旬を迎えたレモンは我が家にとって冬の大切なビタミンCの補給源です。たわわに実をつけた庭のレモンが日に日に大きくなっていくのを見て楽しみながら、今年もようやく収穫時期を迎えました。
庭で収穫したレモンをたっぷり絞ってつくる自家製レモネードは、この季節の楽しみのひとつです。たっぷりとレモンを絞った中に、皮ごとレモンも入れて、香りを楽しみます。我が家のレモネードに欠かせないのが、ハチミツ。レモネードの爽やかな甘味を出すにはこのハチミツ選びが重要です。
そんなレモネードにぴったりのハチミツをハチミツ専門店「ラベイユ」で見つけることができました。レモンの花蜜だけを集めた、まさに「レモンのハチミツ」です。
レモンのハチミツは柔らかな甘味と爽やかな風味が特長。スペイン産とイタリア産があるそうですが、私が選んだのはイタリア産。
先日、イタリアのナポリへ出張した時の街や庭先に植えてあるたくさんのレモンの木で彩られた風景が目の前に浮かんだからです。我が家のレモネードもイタリアから届いたレモンのハチミツを合わせ、相性はもちろん良いのですが、より軽やかに爽やかになりました。
また、レモンのハチミツそのものがとても美味しいので、是非、トーストやヨーグルトなどに入れてその優しい甘味やスッキリした香りを楽しんでいただきたいです。
当たり前のように使い続けてきた隠れた名品、国産レモン絞り器
そして、もう1つ、レモネード作りに欠かせない大切なアイテムがあります。それは、ガラス製のレモン絞り器です。もう何年使っているか、はっきりと分からないくらい我が家に当たり前のようにある絞り器です。
使っているレモン絞り器が東洋佐々木ガラス株式会社という日本を代表するガラスメーカーのものだと気がついたのは、つい最近のこと。特殊なものでも、特別高価なものでもないのですが、バーなどでプロの方も使用する知る人ぞ知る製品です。
この絞り器の優秀なところは上げ始めるときりがないのですが、まずはレモンをカットして、絞り器に当ててみると分かります。中心の突起の大きさ、形が見事にレモンにぴったりとフィットして、皮の余計な苦味のある部分を避けるような形になっています。安心して、最後まで力を込めて絞ることができます。
さらに、絞っていてタネが落ちてしまっても、絞った果汁を注ぐ際にグラスの中に落ちないよう容器の内側に引っかかるようになっています。
受け皿の容量はレモン1個分にちょうど良い。小さすぎず、大きすぎない深さが使い易いです。
そして、何よりも私がこだわっているのは、素材がガラスであること。清潔で長く使用できることはもちろんですが、無色透明なその姿は、まさに無機質な中にも美しさを感じさせます。日常使いの道具にも無駄を省き、使用感と美しさをもとめ、研ぎ澄ますのはまさにジャパン・デザインの得意とするところ、ロングセラーには、やはり訳があるんですね。
自家製だからこそ、大切に味わいたいレモネードの味を守ってくれる大切な逸品です。
※掲載情報は 2017/02/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ファッション評論家
黒部和夫
最大手アパレルでメンズ商品開発室長、プレス責任者を歴任。
日本流行色協会、日本アパレル・ファッション産業協会、日本メンズファッション協会、繊維ファッション産学協議会、ファッション業界4団体の委員を歴任。
服飾に関する豊富な知識と幅広い交友関係を持ち、外見力向上、ファッション教育のスペシャリスト。
プルミエールヴィジョン 「明日のメンズファッションを語る世界の4人」に選出、パリにて世界のファッションジャーナリスト300人に講演。
NY在住の妹、パリ在住の従妹、各国の友人など国際ネットワークによる情報の速さにも定評がある。
欧米のファッション業界関係者から名付けられたニックネーム「カルロ」は国内外のファッション、PR、雑誌業界関係者に広く知られ、社名の由来となった。
(財)日本流行色協会メンズカラー選定委員。(財)ファッション産業人材育成機構 IFIビジネススクール特別講師。青山学院大学など各総合大学で講演多数。学校法人杉野学園ドレスメーカー学院特別講師卒業制作審査委員会委員長。
日経電子版「メンズファッション」にて連載中⇒http://style.nikkei.com/fashion/