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東アジアの固有種であるカキノキ科の1種の落葉樹である柿の木。そんな柿の木から取れる柿は、ビタミンCやポリフェノールなど、最近よく聞かれる栄養も豊富な果物です。そんな魅力ある柿を存分に楽しめる、とっておきの柿スイーツを紹介します。昔から愛されてきた干し柿や、柿と柚子のコラボが楽しめるお菓子などから、求肥が入ったものまで、幅広く揃えてみました。ギフトや手土産、自分へのご褒美などで選んでみてはいかがでしょうか。
1:あんぽ柿よりも濃厚で、枯露柿よりも柔らかく食べやすい「天衣柿(あまころも柿)」
柿といえば、干し柿という方も多いかと思います。そんな方にオススメしたいのが、甲陽園芸場の干し柿「天衣柿(あまころも柿)」。こだわりの条件で育てられた柿を使用し、3分の1くらいのサイズになるまで乾燥し作り上げられています。そのため干し柿の中では糖度の高いあんぽ柿よりも濃厚で、枯露柿よりも柔らかく食べやすい食感が楽しめるのだとか。熟した果肉が絶妙な硬さに乾燥された衣に包まれ、食感と味ともなんとも言えない美味しさとのこと。梱包や個包装ともに高級感が感じられるので、ギフトに選んでも間違いありません。販売時期などはことなりますので、事前にご確認ください。
2:干し柿のドライフルーツのような歯ごたえと柚子あんのコラボレーションが楽しめる柿中柚香(かきなかゆうか)」
1年中楽しめる柿のお菓子も魅力ですが、季節限定のモノも見逃せません。本物のあんぽ柿を惜しみなく使用しているのが、広島県三原市にある共楽堂の「柿中柚香(かきなかゆうか)」。紹介者の美容ライターの前田紀至子さん曰く、ゆずやすだちの風味が豊かな柚子あんと、干し柿のドライフルーツのような歯ごたえの表面と内部のもっちり感も楽しめるのだそうです。時期によってことなりますので、事前のお問い合わせをオススメいたします。
3:源頼朝も“蜂蜜のように甘い”と絶賛した「堂上蜂屋柿」
とても歴史のある干し柿を紹介いたします。ベジアナ・農業ジャーナリストの小谷あゆみさんに紹介していただいたのが、岐阜県美濃加茂市に千年伝わる「堂上蜂屋柿」。鎌倉時代に源頼朝が“蜂蜜のように甘い”と絶賛したと言い伝えもある干し柿なんだそうです。表面の白い粉は糖分で、細いホウキであえて細かい傷をつけ、甘さをさらに際立たせているのだとか。その天然の甘みは、なんと糖度65%というジャムのような甘さなのだそう。一度食べてみたい高級干し柿です。時期によってことなりますので、事前のお問い合わせをオススメいたします。
4:干し柿を冷凍させて熟成させた、より芳醇で濃厚な「凍熟柿」
柿好きにはたまらないスイーツを紹介いたします。干し柿の名産地として知られている佐賀の名尾地区で、同じく佐賀に伝わる手すき和紙、“肥前名尾和紙”の職人さんとご家族が手がける「凍熟柿」。みずみずしく甘み豊かな干し柿を冷凍させることで熟成させ、より芳醇で濃厚な干し柿に仕上がっているのだとか。自然解凍させると口の中でとろけるような食感と濃厚な甘さがたのしめるのだそうです。また、丁寧に種を取り除き餅(求肥)を詰めた変り種の餅入りもあり、濃厚な干し柿ともちの食感が合わさり、深い味わいとさっぱりとした後味が楽しめるのだとか。柿好きな方は、ぜひ一度たべてみてください。
5:薄目にスライスして ワインや洋酒と合わせることがオススメの「かさね柿」
干し柿はちょっと食べ飽きてしまった、そんな方にオススメの柿スイーツを紹介いたします。長野県にあるぶちゃん農園のクリーミーチーズがサンドされた「かさね柿」。地層のように幾重にも折り重なった、市田柿のミルフィーユのようだそうです。紹介者のおもてなしマエストロの佐野由美子さん曰く、薄目にスライスして ワインや洋酒と合わせることがオススメの食べ方とのこと。時期に寄って売り切れていることもありますが、品質の高さで人気というかぶちゃん農園のほし柿は、購入しやすいので、こちらもオススメです。
6:トロトロの食感とコクと深みを加えるバターとの組み合わせが絶妙のHIGASHIYAの「柿衣」
ippinでも多くの方に紹介されているお店の柿を使ったお菓子を紹介いたします。田中伶子クッキングスクール校長の中村奈津子さんに紹介いただいたのが、銀座にあるHIGASHIYAの「柿衣」。上南粉がまぶされた大きな長野県産の市田柿に、甘さ控えめの白餡と口溶けの良い上質なバターが挟まれています。干し柿のトロトロの食感とコクと深みを加えるバターの組み合わせは、ものすごく濃厚ではあるのに、後味はまったくしつこさがない、絶妙な美味しさなのだそうです。季節限定の商品になりますので、今年は食べ逃さないように事前にお店にお問い合わせル野を忘れないようにしてください。
7:程よい甘みと柿の歯ごたえが楽しめる「はぴ大福 柿」
和菓子の中でも定番で人気がある大福は、地域性を感じられるものも多く、地方でしか食べられない独自のモノも多くあります。MC・フードコーディネーターの岩切あけみさんに紹介してもらったのが、宮崎市のJR宮崎神宮駅前にある、おかし屋さん hapi hapi。こちらでは様々なお菓子を楽しむことが出来ますが、オススメなのが宮崎市国富町の柿を使った「はぴ大福 柿」。美しい色合いの柿のジャムを包み込んでおり、程よい甘みと柿の歯ごたえを残して加えてあるのだそうです。季節限定ですので、今年の発売に関しては事前にお問い合わせください。
※掲載情報は 2017/02/12 時点のものとなります。
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