記事詳細
紹介している商品
年々その勢いが止まらない冬の一大イベント、2月14日のバレンタインデー。ショップのショーケースに美しく並ぶチョコレートにうっとりです。近年は好きな人へ気持ちを伝えるアイテムというよりも、自分へのプレゼントとして男女問わず楽しむ人が多くなりましたね。国内ブランドだけではなく、海外からも続々と出店しているだけに、ご多分に漏れず私も毎年どれにしようかと迷ってしまいます。
5つのフレーバーに感性を研ぎ澄ます
チョコレート大国ベルギーで2010年に誕生した「BbyB.」が展開する「The pure five」もシンプルながら個性豊かなフレーバーを楽しめるチョコレートのひとつ。純粋な味わいを大切にしたい」というシェフの思いが詰まった16種類あるフレーバーの中から、特に女性に人気のあるものを5種類1個ずつセレクトされたものです。
≪The pure five≫
#27 ダークチョコレート×スターアニス(八角)/ハニー
#08 ミルクチョコレート×シュペキュロース(スパイスクッキー)/オレンジ
#58 ダークチョコレート×バベリュット(塩キャラメル)/シーソルト
#84 ホワイトチョコレート×ヘーゼルナッツ/コーヒー
#09 ミルクチョコレート×パッションフルーツ
スパイス好きな私としては、やはりスターアニスの存在感は見逃せません。スターアニス=八角というと、中国スパイスとして料理に使われている印象がありますが、ヨーロッパではアニス系のスパイスも多様に使われているのです。苦味の強いダークチョコレートに負けない深みがスターアニスにはあるので相性も抜群!甘いハチミツが加わることで優しい風味を出しています。口の中でゆっくり溶かしながら味わってみてください。
他のチョコレートもうまくフレーバーと調和されていて、ミルクチョコレートとフルーツの爽やかさやホワイトチョコレートとコーヒーのまろやかな風味など、様々な組み合わせによって舌を楽しませてくれるものばかり。その日の気分によって、食べるチョコレートをセレクトしてもよさそうです。
すべてのチョコレートをスクエア型に揃え着色もされていないのは、個性豊かなフレーバーの違いを見た目からではなく“味覚で楽しんでほしい”というシェフの想いから。シンプルだからこそ、その味わいをストレートに感じることのできるチョコレートに私も共感ができます。
バレンタインデー本番にむけて、みなさんも様々なシチュエーションで楽しんでくださいね。
商品名:The pure five
価格:1400円(税別)
※掲載情報は 2017/01/18 時点のものとなります。
- 19
キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。