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日本全国それぞれの地方にはそれぞれの名産品があります。そこで、そんな本物素材の名産品を使ったご当地調味料をご紹介します。塩や醤油なので基本的な調味料もありますが、地元素材の味や風味にこだわった調味料も沢山あります。メディアでも話題になったふるさとの味から、こんなの知らなかった!的なものまで、料理に使うだけでもっと美味しくなる、そんなご当地調味料をご紹介します。
【青森】たっぷり時間かけて作ったアップルワイン仕立てのりんご酢
青森の名産品の中でも有名なのが、「りんご」。そのリンゴで作ったのがこのアップルワイン仕立てのまろやか醸造酢「りんごっす しあわせっ酢」です。
一般のりんご酢は、りんごジュースとアルコール酢を混ぜ合わせ、短時間で速成する速醸方法を使用し一週間で完成するのですが、この「りんごっす しあわせっ酢」はりんごをすりつぶして発酵させ70日以上かけ上質のワインにしてから、そこに酢酸菌を混ぜ、その後一年以上寝かせして酢に仕上げているこだわりようだそうです。
決して大量生産できない昔ながらの丹精込めたワイン仕立てのお酢です。
【秋田】秋田名産漬物「いぶりがっこ」で作ったタルタルソース
いぶりがっこは、秋田県の内陸南部地方に伝わる野菜(主に大根)を燻煙乾燥させてつくる漬物です。大根の甘酸っぱさが燻製されることで香ばしいような薫りとまじわり、なんとなく洋風な味わいを感じさせる、秋田名産の漬物なのです。そのいぶりがっこを大胆にもタルタルソースにしたのがこちら。その名も「いぶりがっこのタルタルソース」。いぶりがっこのしゃきしゃきとした歯触りが残っていて、卵と油にしっかりと溶け込んでいますので、エビフライやカキフライなどのシーフード系フライにも合う、タルタルソースです。
【宮城】気仙沼の牡蠣を使用したオイスターソース
こちらは宮城県気仙沼市の牡蠣をたっぷり使った、「気仙沼完熟牡蠣のオイスターソース」です。産卵前の栄養をたっぷり蓄えてぷっくりと太った、濃厚な「完熟牡蠣」の身をエキスにして作ったオイスターソースで、中華の調味料と思いがちですが不思議と和風の味わいがするそうなので、和洋中問わず、いろんなお料理に使えちゃうそうです。
【新潟】地元のシェフが地元の食材と出会って出来た「越路バーニャカウダソース」
新潟県長岡市でにんにくの栽培を始めた若手農家と新潟産の食材にこだわりを持つシェフが出会い、協同開発したのが、この「越路バーニャカウダソース」です。
食事を通して情報を発信するイケメンシェフの鈴木翔さんは、長岡市の若手農家とバーニャカウダに入る原材料のニンニクの栽培から始めて、バーニャカウダの加工から販売までを手掛けているとのこと。六次産業化を実践するシェフとして、レストランやカフェもやっています。
このバーニャカウダソースは、野菜はもちろん、そのままご飯と混ぜてリゾットにしてもおいしいそうです。
【新潟】南魚沼の特産品「かぐらなんばん」から産まれた万能ピリ辛調味料
豪雪地として知られる南魚沼の特産品「かぐらなんばん」は、夏に大量に採れる野菜。ピーマンがつぶれたような丸い形が特徴で、緑色のものと赤く熟したものがあります。南魚沼の地元では、そのかぐらなんばんを細かく刻み、炒めて味噌などを和えて、自家製かぐらなんばん味噌をつくるお家も多いようです。そんなかぐらなんばんを地元の農家さんが大切に作ったのがこの「かぐらいおん」。
ゆるい液状なので、何にでもかけやすく、溶けやすいのでお料理にも使いやすいそうです。また、水炊きや湯豆腐などの付けだれに入れるもよし、寄せ鍋などの薬味としても美味しく頂けるようです。
【和歌山】国内の70%の生産量を誇る和歌山の山椒を使った紀州山椒香味油
和歌山県の山椒の生産量は国内の約70%を占めるそうです。国産のお米と和歌山産の山椒を使って出来たのがこの「紀州山椒香味油」です。使用される和歌山のぶどう山椒は紀州独自品種で、その名のとおり大粒の実がぶどうの房のような形でたくさん出来るそうです。そのぶどう山椒を手摘み白挽きにした粉山椒を、香りや風味の芳醇さを残した香味油に仕上げられています。
高菜チャーハンのように和の食材に合わせると、いつもより風味が良く、洋食には隠し味としてバリエーションを増やすことが出来る、思ったより使い道がたくさんありそうな香味油です。
【広島】無着色、無香料、保存料なしのレモン調味料「レモスコ」
国産レモンの産地として知られる広島。その広島のレモンに、九州産の青唐辛子、醸造酢に海人の塩でつくった、無着色、無香料、保存料なしの液体調味料が、この「レモスコ」。正真正銘、防腐剤を一切使わない広島レモンなので、皮ごと使っています。そのため香りがすごく良く、サラダ、お肉、パスタ、どんな料理もさっぱりと仕上げてくれるそうです。1本持っておくと便利ですよ!
【愛媛】農家の想いがつまった こだわりの手法を貫いて作ったみかんドレッシング
愛媛といえば「みかん」。そのみかんの果汁とお醤油をベースにした手作りドレッシングがこちら。素材の甘みに加えて、甜菜糖を使用したおだやかな甘みが特徴です。ノンオイルのこのドレッシングは、ノンオイル独特のぱさつき感は感じないそうです。
【福岡】辛さに奥深さがある九州名産ゆずこしょうを液体にした「YUZUSCOレッド(ゆずすこレッド)」
九州名産のゆずこしょうを液体にした調味料がこの「YUZUSCOレッド(ゆずすこレッド)」です。原料のゆず皮、酢、こしょう(唐辛子)のみとシンプルを絶妙なバランスで混ぜ合わせもので、どんな料理にも合うそうです。九州名産のゆずこしょうを世界中の皆様に手軽に楽しんでもらうにはどうしたらよいだろうか?と考えたところ、「液体にしてみようじゃないか!」という発想が生まれたらしいです。
この「ゆずすこレッド」は、お肉にもお魚にも合いますし、ソテーしたチキンやお魚、鍋物の時はつけダレに少々加えれば、酸味も辛味も同時にプラスオンできます。
【沖縄】「沖縄そば」の店の常備品 島とうがらしの万能調味料「コーレーグス」
沖縄の「沖縄そば」の店には「コーレーグス」というものが、必ずテーブルの上に置いてあります。これは、沖縄の島とうがらしと、沖縄のお酒の代名詞とも言える泡盛を原料にした、ピリっと辛い調味料です。
地元の人は、沖縄そばや汁ものをはじめ、好みでゴーヤチャンプルー、ラフテーにもかけるらしいです。一度かけると中毒になってしまい、豚しゃぶ、湯豆腐、何にでもかけたくなってしまうほどだそうです。
※掲載情報は 2017/01/10 時点のものとなります。
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