名物、羽二重餅の粉を用い、マーガリンで洋菓子にシフトした「福井羽二重ぱんけーき」

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福井の代表する和菓子といえば羽二重餅

名物、羽二重餅の粉を用い、マーガリンで洋菓子にシフトした「福井羽二重ぱんけーき」

北陸と聞くと、東京在住の僕なんかは、今は北陸新幹線で向かうのをイメージします。もっとも、ちょっと前ですと羽田空港から飛行機でしたが、でも名古屋とか大阪からも便利なんですね。特急で北へ登っていく感じ。案外と「すぐそこ」みたいな感覚だったりします。その北陸は富山、石川、福井の3県がありますが、福井の名産品といえば、鯖寿司とかが有名。日本海側なので、海産物も美味しいです。夏はおだやかですが、冬に日本海を訪れるとダイナミックな波にドキドキします。そんな福井でも和菓子は有名です。一番有名なのは、羽二重餅でしょうか。蒸したもち米やもち粉に砂糖と水あめなどを合わせて練り上げたもの。江戸時代後期に「錦梅堂」で販売されたのが元祖と言われています。

羽二重餅×マーガリン×どら焼き=羽二重ぱんけーき

名物、羽二重餅の粉を用い、マーガリンで洋菓子にシフトした「福井羽二重ぱんけーき」

でも、今回はそれじゃないんです。それは「羽二重ぱんけーき」。NEXCO中日本から発売された新商品。一見、どら焼きに見えますが、違います。というのは周りの生地に羽二重餅に使用するもち粉を配合しているのです。そのため、通常の小麦粉のみの生地よりも、もちもちというか、しっとりしなやかな味わい。もちろん表面は香ばしく焼き上げているので、やや“焦げ”感も楽しめます。そして中に小倉あん。これが和のテイストをしっかり前面に伝えています。が、ここまでだと、やっぱりどら焼きっぽい。そこに、マーガリンが加わっているんですねー。これでいきなり洋菓子へとシフト。しかも、生地と小倉あんとマーガリンが、合うんです。パンケーキじゃなくて「ぱんけーき」と平仮名表記にしているのも女性ウケというか優しく感じられてGOOD!

※掲載情報は 2016/12/21 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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