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ガンベロロッソ2017年「トレ・ビッキエーリ(最高賞3グラス)」受賞!水牛マークの白ワイン
去る11月16日、世界最大のワイン・スピリッツ見本市「ヴィネクスポ 東京2016」内で、ガンベロロッソ社のトレ・ビッキエーリ試飲会が開催され、私も取材に行ってまいりました。
この試飲会では、イタリア・ローマに本社を置くガンベロロッソ社が発行する、世界的に権威のあるイタリアワインガイド『ヴィーニ・ディタリア2017』において最高評価を受けた、「トレ・ビッキエーリ(3グラス)」を受賞したイタリアワインが紹介されました。
ガンベロロッソとは、赤い海老と言う意味。ガンベロロッソの試飲会では、受付でガンベロロッソのロゴが入った赤いカンガルーポケットが配られます。これは、首から下げてポケットにワイングラスを入れたら両手があくという優れものです。
人で溢れかえる会場内での私のお目当ては、サン・サルヴァトーレ1988社の「トレンティナーレ2015」。
フィアーノという、南イタリアで最も古くから栽培される葡萄の土着品種から造られる、水牛マークが目印の白ワインです。
1988年創業のサン・サルヴァトーレ1988社は、世界遺産であるパエストゥム遺跡で有名な、カンパーニャ州サレルノ県にあります。
カンパーニャ州といえば、以前ippinでもご紹介した水牛乳で造られるモッツァレッラチーズ、モッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナが造られることで知られています。
その時の記事はこちら→https://ippin.gnavi.co.jp/article-4064/
サン・サルヴァトーレ1988社オーナーのジュセッペ・パガーノ氏(写真左側)は、ホテル経営をしながら水牛を家畜し、敷地内のチーズ工房で製造したモッツァレッラチーズを販売しながら、葡萄畑を耕しました。
恵まれた自然環境の中、水牛の堆肥と水牛が歩き回ることで耕作された肥沃な土壌で、極力畑に化学物質を持ち込まないビオディナミ(自然を尊重した有機農法)を取り入れた葡萄から、オーナーのジュセッペさんこだわりのワインが造られています。
その味わいは柔らかくて繊細。生き生きとしたミネラルときりっとした酸味のバランスがとれた、上品な白ワインに仕上がっています。
水牛が耕した土壌から生み出されるワインを、水牛乳の旨みが広がる出来たての新鮮なモッツァレッラチーズと合わせたら、それは幸せなマリアージュの完成です。
※掲載情報は 2016/12/17 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ワイン・チーズ講師
佐藤玲子
元 国際線客室乗務員。京都産業大学 外国語学部 非常勤講師、ワインスクール レコール・デュ・ヴァン主任講師を経て、レザンドール ワインサロン主宰。レザンドール代表として、企業向けセミナーや講演会の講師を務める他、各種イベントを主催して、ワインとチーズの魅力を伝える活動をしてします。
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
日本ソムリエ協会認定 ワイン検定 ブロンズクラス・シルバークラス認定講師
日本ソムリエ協会認定 Sake ディプロマ
WSET(R) インターナショナル・ハイヤー・サティフィケート
チーズプロフェッショナル協会認定 チーズプロフェッショナル
チーズプロフェッショナル協会認定 C.P.A.チーズ検定認定講師
フランスチーズ鑑評騎士の会 シュヴァリエ(騎士)叙任
世界遺産検定1級
2018年 ジャパン・チーズ・アワード審査員
2015年 2018年 コンテ チーズ ベストプロモーター
2017年 パルミジャーノ・レッジャーノ ベストプロモーター
2015年 2016年 サクラワインアワード審査員