あんもり 田本舗
いろは堂 住所：千葉県鴨川市内浦414
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鯛せんべいなど鯛以外の和菓子といえば「あんもり」
最近は「ふなっしー」とか「チーバくん」とか、ゆるキャラ推しの千葉県ですが、僕も東京東部の在住なので、よく遊びに行きます。松戸や柏、市川、船橋、津田沼、千葉あたりの都会はもちろん、広大な太平洋を見渡せる外房の九十九里浜とか、黄金風呂などで話題になったホテル三日月竜宮城のある木更津などの内房とか。都会や自然、海や山などあらゆる楽しさが詰まった県です。そんな千葉県の小湊。鴨川市にある町で、日蓮上人の生誕の地としても有名です。誕生寺というお寺があったり、目の前が鯛の浦なので、まさに鯛がたくさん泳いでいたり。そんな小湊なので、当然に鯛をモチーフにした鯛せんべい・鯛みそ・鯛最中・鯛サブレ・鯛ノ浦せんべいといった和菓子が定番なのですが、実はずっと人気を博しているのが「いろは堂」の「あんもり」です。
外側の甘じょっぱさと、中のしっとりあんが高相性
「いろは堂」は、小湊で続く、地元ではだれでも知っているというか、人気の和菓子店。商品も、この「あんもり」くらいしかないという、こだわりの1軒。まずもって、大きいです。見た目からしてどっしりという印象。外側は砂糖やもち米、ゆかりでできているしおがま。これが、サクっとした感じなのですが、案外しっとりもしているんですね。優しい甘さとともに、これまた案外としょっぱめな味わい。その中に、こしあんが、まさにぎゅっと入った商品。この、あんこの味わいも、適度な甘さで後を引くのです。見た瞬間には、この大きさにちょっとびっくりするのでミニサイズもあったら嬉しいなと思うのですが、緑茶などといただいていると、結構、ひとつまるごと食べられちゃうのも不思議です。
※掲載情報は 2016/12/12 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は８０００軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「ＪＡＬ（Ｗｅｂ）」などに連載中。また近年は料理研究家としてＴＶラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』（幹書房）、『おうちラーメンかんたんレシピ３０』『おうち丼ぶりかんたんレシピ３０』『全国ご当地やきとり紀行』など２５冊。
