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酒まんじゅうのレベルの高さに驚き!
日本酒が大好きな僕は、酒処の地方ロケなどになると必ず酒蔵を訪ねます。今まで全国各地で試飲をしてきましたが、どの地方にも独特の酒造りの製法、味わいなどがありとても興味深いです。今回は、ロケで北海道小樽市に行ってきましたので、明治32年(1899年)に創業し100年以上の歴史を持つ田中酒造を訪れました。
こちらで有名なのが、小樽市の歴史的建造物にも指定されている、明治時代の面影を残す亀甲蔵です。田中酒造では、冷涼な気候を活かし一年中、日本酒を醸造することが出来ます。そして100%北海道米を使い、少量の日本酒を丁寧に作り続けています。2016年には、全国新酒鑑評会で金賞を受賞した「宝川」が有名です。
「宝川」を試飲しましたが辛口のすっきりした喉ごし、雑味がないさらりとした味わいは、丁寧に作られているからこそできる味わいです。タンクには、長期貯蔵はされません。四季を通していつでも新酒を製造できるのが田中酒造の強みです。
お土産コーナーでは、日本酒はもちろん「飲むみりん」やリキュールも販売されています。その中でも僕の目に止まったのが「酒まんじゅう」でした。これまで数多くの酒まんじゅうを食べてきましたが、その見た目が今までのものよりふっくらしていて、柔らかそうでついつい買ってしまいました。この酒まんじゅうには田中酒造の酒粕が使われ、小麦粉、小豆、砂糖はすべて北海道産との事でした。食感は期待を裏切らないもちもち感、ほどよい酒の風味がたまらず、1箱があっという間に無くなってしまいました。これからの季節にコタツでお茶と一緒に頂きたいまんじゅうです。
日本酒はもちろんですが、このレベルの高い酒まんじゅうに大満足で旅を終えました。景色も美しい冬の小樽を訪れた時は、是非田中酒造に立ち寄ってみてくださいね!
Ciao!
※掲載情報は 2016/12/07 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家・タレント
ベリッシモ・フランチェスコ
ローマ(イタリア)出身。
現在は、イタリアと日本の文化の架け橋的な役割で活躍、多数レギュラー番組出演、クッキングショー、全国講演、トークショー、料理イベント、広告、雑誌など。開催する料理教室は満席の人気。
スーパーにある食材で作れる・簡単に出来るイタリアン、食材の「味」と作る人の「パッション」を活かしたレシピが好評。