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紅茶にはたくさんの種類がありますが、どれがどんな味か、いまひとつ分からない人も多いはず。ただ、これだけは覚えておくと便利なのは「紅茶の名称は、産地に由来する」ということ。
ストレートティーはほとんど生産された地名が名称となります。最近ではダージリンと一言でいっても茶園まで明記されることも多くなり、一段と名称が増えているんですよ。
紅茶の三大産地は、セイロンのウバ、中国のキーマンとインド北東部西ベンガル州北部のダージリン地方と言われています。そして、インドのアッサム地方も紅茶の産地の一つです。
そう、ダージリンやアッサムは紅茶の産地がそのまま名前になっているのです。それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
・ダージリン:インド北東部西ベンガル州北部のダージリン地方で生産される紅茶の総称。非常に繊細で香り高い紅茶、ストレート向きです。
・アッサム:インドのアッサム地方(インド北東部)でつくられる紅茶の総称。濃い味わいで甘みがあり、ミルクティー向きです。
ブレンド・フレーバーティー
複数の茶葉を混合したものをブレンドと呼び、紅茶や緑茶などをベースに香料や花びら、果皮などで香りを付加したものがフレーバーティー呼ばれています。中には、ドライフルーツや花びらなどを茶葉に混ぜたものもあります。その中で代表的なものを簡単にご紹介します。
・アールグレイ:中国茶のキーマン産の茶葉を主に使用し、ベルガモットで柑橘系の香りをつけた紅茶で、フレーバーティーの一種です。アイスティー向き。
・ブレックファスト:名前の通り、朝食の時用のブレンド。かなり濃く、比較的強い渋味を持つのが一般的。渋味が強いので、通常ミルクティーにして飲むことが多い。
(参考:日本紅茶協会:http://www.tea-a.gr.jp/knowledge/、日東紅茶-紅茶のマメ知識:http://www.nittoh-tea.com/enjoy/knowledge/)
【ダージリンティー】マスカットを彷彿させるマカイバリ茶園のダージリン茶
こちららは、インド・ダージリン地方で長い歴史を誇る、マカイバリ紅茶農園の有機ダージリン茶です。「マカイバリ茶園」とは、歴代世界最高値の記録を保持しつづけているという伝説を持つ、英国王室にも100年にわたって納品を続ける由緒ある茶園なのです。
ダージリン茶は、収穫時期によってファーストフラッシュ(3月~4月)、セカンドフラッシュ (5月~6月)、オータムナル (10月~11月)と分類さています。
この商品名にあるように「MUSCATEL」は、セカンドフラッシュでしか味わえないマスカットのような味がする紅茶です。
この紅茶をご紹介頂いた貿易商・スパイス調合師のシャンカール・ノグチさんは、マカイバリ茶園まで出向き、試飲をさせてもらったそうです。そして、「紅茶は乾燥させて長期保存できますが、旬のものを飲むと香り、味に酔え紅茶の味に感動しました。」と記事の中でも紹介されています。
マカイバリ茶園オーガニック ダージリンティー 2014年摘み紅茶シルバーティップス・インペリアル
こちらも同じく、マカイバリ茶園の紅茶です。その名は、「014年摘み紅茶シルバーティップス・インペリアル」。
2014年6月13日は、108年に一度訪れる太陽系の9つの惑星が最もパワーを持つと言われる特別な満月の夜でした。マカイバリ茶園では、500人の茶摘み女性が、月の光、蛍の光の下で茶摘みを行いできたのが、この紅茶なのです。自然と宇宙が調和した、とても神秘的なこの茶葉は、特別な紅茶なのです。
セイロンの紅茶新しい紅茶ブランドUNA TEA
スリランカ産の茶葉を使ったUNA TEA 。2015年設立と比較的新しいブランドです。このブランドは、産地から直接買い付けることで、低価格で高品質のものを消費者のみなさんに紹介したいという想いで立ち上げられたそうです。
UNA TEAはオーナー自らが“ほんとうに美味しい紅茶”を探し求めて出会った、スリランカのルフナ地区にある最高級ローグロウンティーだそうです。標高が比較的に低いルフナ地方の茶葉は、渋みが少なく飲みやすい紅茶に仕上がるそうなのです。
Fortnum & Mason(フォートナム・アンド・メイソン)のイチゴ・ミルク・ティー
ロンドンで300年以上続く紅茶ブランドとしても有名なFortnum & Mason(フォートナム・アンド・メイソン)には、数多くの茶葉が揃っています。東京では日本橋三越などにショップがありますが、今回ご紹介するF&Mのフレーバーティーは「ストロベリーティー」です。絶妙にブレンドされた数種のセイロンのブラックティーに、乾燥のストロベリーが加えられています。寒い今の季節は、ホッとするデザートとしてミルクやタピオカを加えた「イチゴ・ミルク・ティー」を作ってみるのもおすすめ。部屋に友人を迎えたときのおもてなしスイーツとしても喜ばれます。
英国貴族たちを魅了したチャイニーズティー
「正山小種(ラプサン・スーチョン)」は、中国の福建省で誕生したチャイニーズティー。紅茶を愛飲すればするほど、この独特な燻製香の虜になる紅茶愛好家が多いという、玄人好みの紅茶でもあります。なかなか手に入りにくいのですが、「FORTNUM & MASON」のティーバッグなら日本中の百貨店にあるので、初めての人でも手を出しやすくおすすめです。家庭で楽しむなら和菓子とのペアリングを楽しむのもおススメだそうです。
※掲載情報は 2016/12/08 時点のものとなります。
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