記事詳細
紹介している商品
魚肉・食塩・食用油。……材料は以上です。
愛媛県八幡浜市。JR八幡浜駅から徒歩数分の場所にある「くずし鳥津」(愛媛県でも南予のほうでは、かまぼこやちくわ、などのことを総称して「くずし」と言います)。
八幡浜港は目と鼻の先。先代からの教え「魚を仕入れる時は、目をつぶっとってもええもんになる魚を仕入れよ」を受け継ぎ、上質のほたるじゃこだけを選んで、素材の味を引き出している、えひめ伝統食品士でもある、二代目。
さしみ蒲鉾、たちうお巻(太刀魚を三枚におろし、竹に巻き付けて焼いたもの)、あげ巻(蒲鉾のすり身をうす揚げで巻いたもの。我が家では「おせち料理」のテッパンです!)など、ラインナップはいろいろ。
今回ご紹介するのは、究極のじゃこ天。じゃこ天に並々ならぬこだわりを持った二代目の手によって生み出された渾身の逸品、その名も「前略、八幡浜から。南伊予の塩でつくったじゃこ天です。」(これが商品名です!!)塩味と醤油味がある。
最も驚くべきは原材料。塩味のほうでいうと、材料は「魚肉、食塩、食用油」以上。なんて潔いんだ!とこの商品が誕生したと聴いた時は正直唸りまくった。愛媛県明浜工場で造った「伯方の塩」を使い、すり身の温度管理と塩との極限のバランスを追求し、味と食感を極めたじゃこ天。二代目鳥津康孝さん曰く「無添加のものを、と考えてつくったんやないんよ。魚そのものがええから『つなぎ』や旨み調味料は要らん。今は宅配スピードも上がってるから保存料も要らん。そうやって引き算していったらコレに辿り着いたんよ」と。
トースターでじっくり焼くと、ぷ〜っとじゃこ天が膨らんでくる。これこれ。揚げたてのじゃこ天を知っている我々愛媛の人間でも、テンションのあがる瞬間だ。さっと取り出し、何も付けずにかぶりつく!雑味がなく自然の魚の風味と食感、それでいて固すぎずふわふわしていて、ほんのりとした塩気が、意外にも優しい味わいのじゃこ天!……参ります。これを食べると、普段どれだけ「足し算のじゃこ天」を食べていたかに、改めて気づかされてしまうほど。
「これが鳥津さんのつくったものですか。では安心して頂けますね」こんなコトバをかけてもらえたら嬉しいと二代目。南予のソウルフードを世界へ!挑戦はまだまだ続いている。
※掲載情報は 2016/11/27 時点のものとなります。
- 4
キュレーター情報
フリーパーソナリティ/タグプロダクト
やのひろみ
1975年生まれ。松山市出身。
有限会社タグプロダクト取締役。
小中高校と運動部に所属。バレーボール・テニス・ハンドボールと、スポーツ三昧の生活をおくる。
大学在学中は劇団に所属し、イベント音響などの裏方スタッフとして活動するうちにそれが高じてこの世界に足を踏み入れ、ディレクターはもちろん、パーソナリティとしても活動。また、愛媛県内市町主催催事や企業イベントなどの企画運営にも力を入れ、各催事を総合的に盛り上げることにもチャレンジしている。現在、テレビラジオ出演ははもちろん、CM出演や企業イメージキャラクターなども努める。
2007年6月に第一子を出産。
2010年5月に第二子を出産。
2010年 第47回ギャラクシー賞 ラジオ部門 DJパーソナリティ賞受賞(全国で1名)
2009年・2012年・2013年・2014年 民間放送連盟賞ラジオ部門全国優秀賞受賞。
NPO法人 俳句甲子園実行委員会 理事
NPO法人 国際地雷処理・地域復興支援の会 理事
キリンビールを応援する、愛媛の お祭り課長
砥部焼大使第106号
大洲味楽来しいたけ 宣伝大使