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見て、食べて味わえる!色とりどり野菜餡のミニどら焼き
博多で県内外から多くの人が集まる場所といえば、大型ショッピングモール・キャナルシティ博多、演劇場の博多座、九州最大の歓楽街・中州などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
そんな人気観光スポットからほど近い場所に、2014年12月にオープンした和菓子屋さんがあります。上品でストーリー性のあるお菓子は大切な方への贈り物にぴったり!博多の新名物になりそうな「博多運盛」さんのお菓子をご紹介いたします。
白を基調とした明るくオシャレな店内。壁のタイルや床、ドアの取っ手にいたるまで「亀甲」になっていて、店名とインテリアだけでも運気が上がりそうですが、こちらでは縁起もののお菓子をいただくことができます。
店名にもなっている「運盛り」とは、「ん」のつくものを食べて運を引き寄せるという冬至に行われていた、昔ながらの縁起担ぎだそう。その「運盛り」にならってお菓子にしたものが、このお店の代表的なお菓子「うんどら」です。
ギンナン、ダイコン、キンカン、ニンジン、ナンキン、インゲン、レモン、レンコンの8種類の厳選した国産野菜を餡と練り上げて、野菜餡にして一口サイズのどら焼きに。
すべて「ん」がつく野菜餡は「運」がつくことを願い作られています。どの餡もお野菜の香りを消さないよう丁寧に作られているので、野菜の味と香りがしっかりと残っています。
“どんな味に仕上がっているの?”と一番気になるダイコン餡は、大根の葉が細かく刻まれたものが白餡に混ぜ込まれています。皮はしっとりとしていて控えめな甘さなので上質な野菜餡の風味がより引き立ちます。小さめのどら焼きなので食べやすく、一人でいろいろな種類の味を楽しむことができるのもうれしいポイントです。
低温でサクッと焼き上げたお麩のラスク
博多で運が良い時によく使われる「ふのよか~」という方言と「お麩」をかけた「麩のよかラスク」。先の見通しがよく、よい運に出あえますようにという願いを込めて、真ん中に小さな穴を開けているそうです。お麩のやさしい口どけが印象的で食べ出したら手が止まりません。フレーバーは博多生しょうゆ、和三盆、林檎シナモンの3種類です。
お菓子ひとつひとつに想いをこめて「運」を贈り、「運」を盛る。「うんどら」と「麩のよかラスク」の詰め合わせもあります。手土産として贈る人も贈られる人にも喜んで頂けるそんなお菓子ではないでしょうか。ちょっと気の利いたおしゃれな博多土産の新定番になりそうな、そんなお菓子です。
※掲載情報は 2016/11/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ちょっと気の利いた家庭料理研究家
杉山純子
福岡市平尾にてお料理教室「Convivialite」(コンヴィヴィアリテ)主宰。
学生時代、数か国にホームスティを経験し、世界の家庭料理を通じて食が笑顔の源になる事を肌で感じる。日々の生活に追われる中にも、女心を忘れずおしゃれな料理でまわりにいる人に幸せや笑顔運びたいとの思いから、エコール・エミーズに入り一流のシェフから技術と心得を学ぶ。
主婦の肌感覚で、無駄を省き、忙しい日常でも作りやすいようにアレンジしたレシピや、見た目は豪華なのに身体も喜ぶ、ご馳走おうちごはんが好評を頂き、「ちょっと気の利いた家庭料理教室」として、口コミで広がり、九州各地からキャンセル待ちも多い。
*著書
講談社文庫「エコールエミーズおもてなしおしゃれごはん」。
祥伝社ムック「サロネーゼになりませんか?」にレシピ掲載。
*レシピ提供および出演媒体*
セブンイレブンジャパン様、クリナップ様、東京三菱UFJ銀行系列、ELLE a table、西部ガスさま、新聞、TV局など多数
お問い合わせ:info.convivialite@gmail.com
HP:http://convivialite.jimdo.com/