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こんにちは。料理研究家/食のトータルデザイナーの小野孝予です。
皆さま、11月11日は何の日がご存知ですか?はい。確かに「ポッキーの日」です。が、同時に「チーズの日」でもあるのですよ!
そこで今日はチーズの日に因んで、ただ今話題の日本製チーズをご紹介します
日本でチーズを作っているところは、北海道や信州など自然豊かな広大な土地のある場所であると思っていませんか。確かにそういうところにはチーズ工場や工房も多いですが、設備が整っていれば場所は選ばないのです。
そう、今日ご紹介するチーズは、何と渋谷で作っているのです。ちょっとビックリしませんか?2012年に渋谷区神山町にフレッシュチーズをメインとした「SHIBUYA CHEESE STAND(渋谷チーズスタンド)」がオープンしたと聞いた時には、正直言って驚きました。
しかしよく考えてみると、フレッシュチーズは何より出来たてが美味しいのです。オープンして間もない頃、店内のカフェで出来立てのモッツアレッラチーズとホエードリンクを飲んだ時には、本当に美味しくて感動しました。
デリバリーでもなるべくフレッシュな状態でお届けして召し上がって頂けるよう、CHEESE STANDでは3つのこだわりがあるそうです。
1.製造から24時間以内にお届け!…毎日手作りでフレッシュチーズを製造
2.旨みを逃さない職人の技術…「ヨーグルトみたい」「ミルク感がすごい」と言ったお客様からの声
3.毎日届く新鮮・安心なミルク…新鮮なミルクだからこそ美味しいチーズが出来る
そんなCHEESE STANDの日頃の努力が実って、先月行われた国産ナチュラルチーズのコンクール「Japan Cheese Award(ジャパンチーズアワード)」で、「出来たてリコッタ」が金賞&最優秀部門賞を受賞したのです。2017年6月にフランスで開催される国際コンクール「Mondial du Fromage 2017」へ出場が可能になったとのこと。世界でも認められるよう、頑張って頂きたいです。
最近ではリコッタチーズを加えたパンケーキ屋が大人気となり、日本でも随分メジャーなチーズになりました。そんなリコッタチーズは、他のチーズと大きく違う点があります。チーズを作るときに出るホエイ(乳清)をもとに作るのです。ホエイは牛乳を一度熱してチーズの工程で分離したもので、それをさらに煮詰めることからRi(再び)Cotta(煮詰める)という名前が付きました。
ミルクの甘味が強く、ほわほわとした食感でクセがないため、お子様、お年を召した方、チーズが苦手な方でもこれなら美味しく食べられる!とおっしゃる方が多いです。他のチーズに比べて、脂肪分やカロリーが低いのもリコッタの嬉しい特徴です!
もちろんそのまま食べてもミルキーで美味しいですが、少し工夫するとまた違った美味しさに出会えます。
ひとつは先ほどお伝えした通り、パンケーキに使うこと。パンケーキがふんわりとし、優しい旨みがプラスされます。もうひとつは、リコッタにナッツを添えてハチミツを掛けて食べるのもお勧めです。デザート感覚で美味しいです。
私はクルミ、アーモンド、カッシュナッツを砕いて、ついでにドライクランベリーも加えて、そしてハチミツをたっぷり掛けました。
お食事前の前菜やワインにも合うそうですが、私は紅茶と一緒に3時のおやつにしました。
こちらの「出来たてリコッタ」、賞味期限は製造日から1週間です。もちろん要冷蔵です。
※掲載情報は 2016/11/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家/チーズプロフェショナル
小野孝予
大手航空会社キャビンアテンダントとして12年程勤務し、その後は食の世界に転身。現在は家庭料理、チーズ&ワインの教室を主宰すると共に、NPO法人チーズプロフェッショナル協会幹事を務める。外部セミナー講師、コラム執筆、レシピ考案、商品開発&プロモーション、メディア出演。昨今はSDGsの食品ロス削減、エシカル消費、アップサイクルにも繋がるちょっと新しいチーズの楽しみ方「チーズアシェット(R)」を推進中。
著書「チーズ☆マジック おいしい、みんな大好き!ごちそう家ごはん」 (清流出版)
料理教室クオリア主宰 チーズ料理研究家 シュヴァリエ(フランスチーズ鑑評騎士の会) ソムリエ きき酒師