意外と知らない「焼き梅」!「南高梅」をおいしく手軽に食べ続ける一つの方法とは!?

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世界農業遺産認定の和歌山県みなべ・田辺地域が誇る「南高梅」

意外と知らない「焼き梅」!「南高梅」をおいしく手軽に食べ続ける一つの方法とは!?

夏の暑さから一気に寒さが増し、今年の紅葉は予定より早く色づくというニュースを目にする。今月末は海外の行事のハロウィーンの飾り物が雑貨屋さんでも増え、ついに、日本にも収穫の秋がやってきた。

 

暑さもおさまったため、マラソンなどのスポーツイベントや収穫体験など、これから11月にかけて各地で企画されている。そんな秋に気を付けなくてはいけないことが、体調管理と食べ過ぎである。しかし、その2つの問題を一気に解決してくれるすぐれた食品が、日本にはある。それが、1日一粒食べれば医者はいらないと言われる「梅干し」。最高峰の南高梅は、和歌山県の誇る特産品である。

 

疲労回復に効果があることで知られているのが、「クエン酸」。人間が疲労を感じるのは体内に乳酸がたまるためで、これを分解するのがクエン酸なのだ。梅にはもともとクエン酸が含まれているが、梅干しにすることでその含有量は増えるため、疲れた時に梅干しを一粒食べることは理にかなった日本人の知恵である。

 

申年の今年収穫された梅は「申梅(さるうめ)」と呼ばれており、とても縁起が良いとされている。厄除けの意味もあり、残すところ2か月半をそんな梅干しで乗り切りたいところ。

意外と知らない「焼き梅」!「南高梅」をおいしく手軽に食べ続ける一つの方法とは!?

毎日梅干しでは飽きてしまう。梅干しはあまり食べない。という方におすすめしたいのが、不動農園の「彩りセット」。特選の梅干し8種類(うす塩味梅、はちみつ梅、まろやか梅、かつお梅、白干梅、しそ漬梅、こんぶ梅、キムチ梅)がセットになっており、ここだけの話だが価格も少しお得なのだとか。すべて食べたがどれも甲乙つけがたく、どれも欲しくなった。

意外と知らない「焼き梅」!「南高梅」をおいしく手軽に食べ続ける一つの方法とは!?

発酵食品の組み合わせという観点では、キムチ梅。旨みとの組み合わせなら、こんぶ梅。大きめサイズで常備するなら、うす塩味梅とはちみつ梅。食卓に色を取り入れるなら、しそ漬け。そして、「焼き梅」にするなら、うす塩味梅と使い分けをして、私は梅干しを楽しんでいる。


「焼き梅」なんて古臭いと思うかもしれないが、梅干しを「焼き梅」にすることで、梅干し自体には存在しないムメフラールという成分が作られ、バニリンの量も増加する。そのため、クエン酸、ムメフラール、バニリンの相乗効果が期待できる「焼き梅ダイエット」が話題になっている。

 

「焼き梅」作り方は簡単。トースターで焼き目が付くまで焼いても良し、耐熱皿に梅干しを入れてラップをし、500Wで1分加熱しても良し。多めに作って冷蔵保存可能で、栄養成分は変わらない。

 

この効果を活かした私の時短レシピは、「梅干し入り“炊き立てご飯”」。炊飯器でご飯を炊く時、梅干しを入れて炊飯ボタンを押すだけ。炊き上がりに蓋をあけると、ほんのりと梅の香りが。日本人に生まれてよかった……と思う瞬間である。2合に対して一粒であれば、風味豊かなご飯としていつもの食事に。5粒以上であれば、ふっくらと炊き上がった梅干しを軽くつぶしつつ、刻んだ大葉としらすを一緒に混ぜて、かつおぶしをかける。豪華な即席混ぜご飯のできあがり。

 

彩りセットがあれば、食事の度に好きな梅干しを選ぶ楽しみがついてくる。焼き梅にすれば、味と香りは2倍の16通りに。

 

手土産にもしたい。でも、ひとりじめもしたい。それが、この「彩りセット」だ。

 

※平成27年12月15日(火)、イタリア・ローマで開催された国連食糧農業機関(FAO)の「GIAHS運営・科学合同委員会」において、「みなべ・田辺の梅システム」が、世界農業遺産に認定されました。(参照元:農林水産省 http://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kantai/151215.html

※掲載情報は 2016/10/19 時点のものとなります。

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キュレーター情報

高橋香葉

発酵料理研究家/観光連盟アドバイザー

高橋香葉

「日本人の体を健康できれいにするには、日本伝統文化の発酵食が一番良い」として発酵料理の研究に取り組む。テレビ、雑誌、書籍などを通じて、発酵食品の良さを伝える普及活動を行っている。
日本で初めて、米麹と醤油をあわせた新調味料「しょうゆ麹(醤油麹)」の作り方とレシピを公開し、発酵業界に新しい風を入れた。その活動は、フードアクションニッポンアワード販促部門を受賞。その後、読売新聞にて「オンリーワン」として掲載された。
現在は、日本全国を回り、全国の発酵食品だけでなく温泉巡りをし、日本の伝統文化を勉強している。
自治体の観光連盟アドバイザー、特産品開発審査委員などを歴任。市場調査から、販売戦略、プロモーションなどのマーケティング講師も行っている。フードアナリスト協会「食のなでしこ2016」。

主要著書:
◎「しょうゆ麹と塩麹で作る毎日の食卓」(宝島社)
◎リンネル特別編集「しょうゆ麹で作る毎日のごちそう」(宝島社)
◎「知識ゼロからの塩麹・しょうゆ麹入門」(幻冬舎)
◎おとなのねこまんま555(アース・スターブックス)等

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