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どこか懐かしい趣なお菓子
幼き頃から触れる機会が多かった、埼玉県のお菓子。埼玉県出身の私にとって埼玉菓子は、少し特別なものです。菓匠花見の白鷺宝は、その中でも食べたことの多いお菓子。中の黄身餡とミルクで作られたシンプルなお菓子は一口サイズでかわいらしく、だれに差し上げても喜ばれるお菓子として、いつも重宝していました。
白鷺宝は白鷺の卵をイメージしているもので、美しい白鷺(しらさぎ)を見てまた来年も見られるようにと願って作ったそうで、とても夢のあるお菓子だということに私はさらに愛着が沸きました。「しらさぎ」は音読みで「はくろ」と言われるそうで、お菓子の名前がそこから来ているのでしょうか?冷蔵庫で冷やして食べると、さらに美味しさが増す魔法のお菓子です。
見た感じがどこか懐かしい気持ちになるお菓子ですよね?私の好きなお菓子でも5本の指に入るくらい、思い入れがあるものです。今回の東京での仕事の際にも立ち寄り、購入しました。購入したときにはいつも、地元に触れた感覚で嬉しさが増します。
箱は鶴の絵が無数に描かれていて、くるくると旋回している様子の円が記されています。この箱の中に白鷺宝は銀の包装紙で1つ1つ包まれていて、パーティなどで皆さんにおすそ分けも出来そうな1品です。シンプルなものは、味も見かけも丁寧なものではないと良さが見えづらくなります。白鷺宝は、その丁寧がしっかりと表現がされていると感じるのです。
埼玉県は東京都の隣りで、ベットタウン的な街のイメージがある場所です。県庁所在地にあるさいたま市浦和区のお菓子として、これからもずっと展開されることでしょう。
小さくて甘みも控えめですので、お子様のお菓子にもおすすめです。埼玉・さいたま市へお越しの際には、ぜひお手に取ってみてください。きっと顔がほころぶはずです。私も早く食べたいです!ごちそうさまでした。
※掲載情報は 2016/10/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
スイーツプランナー
山口真理
福岡と東京を拠点とし、カフェや企業などのメニュープランニング多数。全国を訪れて生産者と出会い、食卓をつなぐパイプ役として素材をベストな状態でスイーツに添えるレシピ提案をする。福岡県農商工連6次化産業開発アドバイザー。農家をピックアップした冊子と食材をセットで送る「ふくおか食べる通信」レシピコーナー撮影フードスタイリスト並びにメニュー開発。フードコーディネーターとして撮影スタジオでのフードスタイリングも多数。Yahoo!JAPAN「日本の定番選定委員会スイーツ101」選定人。フェリシモ商品「シリコン型お菓子の会」「ミニシリコン型お菓子の会」プロデュース。フェリシモ出版「毎日のごはんを楽しく作る雑貨のカタログSweetsBook」ポプラ社「スイーツの仕事」出版。文化放送「ピピットサンデーWakuwakuMix」出演。