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「あまちゃん」だけじゃない、山の宝石「山ぶどう」が久慈にあります
みなさん、岩手県久慈市をご存知でしょうか。2012年に、じぇじぇじぇ!でおなじみ「あまちゃん」の舞台となった岩手県三陸の町です。実はここは、海女さんや海産物だけではなく、「山ぶどう」と呼ばれるブドウの有数の生産地です。
古くからこの地方では、山ぶどう液を愛飲する風習がありました。
甘酸っぱい酸味が特徴の山ぶどうは普通のぶどうの約8倍ものポリフェノール、3倍の鉄分、4倍のビタミンCを含むなど、栄養価がとても優れています。ただ、とても小粒な上にたくさんの種があるので可食部が少ない分、そこから絞れる果汁も少なくとても希少です。当然搾れる果汁が少ないということは、たくさんの量の山ぶどうを収穫しなければなりません。
そこで数少ない「山ぶどう」を加工品に変えてチーズケーキに開発したのが、「沢菊」さんという地元のお菓子屋さんです。
岩手県知事賞を受賞するこの商品。ナチュラルな酸味の「山ぶどうソース」とふんわりとろけるチーズケーキがひとつになり、新しい風味と食感の「山ぶどうチーズケーキ」が生まれました。
商品自体は冷凍でのお届けなのですが、カットしてシャーベット状で食べるもよし、ふわふわの山ぶどうチーズをスプーンですくって食べるもよしと、解凍状態によって食べ方を楽しめるのがこの商品の凄みです。特にチーズは、フレッシュチーズと極上の生クリームを使っています。
東京での販売はございませんが、ネットで購入出来る商品でもあります。
今こちらの商品を「マウンテンジュエリー」という「山の宝石」という商標でリブランディング中です。ぜひ商品を含めブラッシュアップされていく、「山ぶどうチーズケーキ」を召し上がってみてください!
※掲載情報は 2016/09/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
FoodniaJapan株式会社代表取締役
松田龍太郎
慶応義塾大学環境情報学部卒業後、日本放送協会に入局。報道カメラマンとして、全国各地の事件事故、災害など日々のニュースの現場をはじめ、紀行番組の撮影に従事。その後企画・プロデュース業に転職、2010年より株式会社oiseau(オアゾ)を立ち上げる。「人と食の接点を、より良くする」をコンセプトに、食にまつわる事業開発・店舗開発、PRコンテンツ制作を得意とし、また、JETRO地域団体商標海外展開支援事業ブランドプロデューサーを務め、地域食材を海外に展開する事業のブランディングサポートを行なっている。2021年より会社名を変更「FoodniaJapan(フードニアジャパン)株式会社」として、「食場が、食の、接点作り」をニューコンセプトに、アフターコロナの食の場作りに鋭意している。