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ワールドクラスリゾートホテルでトマトジュースをテイクアウト
自然に囲まれた長崎県大島にあるオリーブベイホテル。風光明媚な大島の自然豊かなロケーションはスモールラグジュアリーホテルの価値を更に高めている。人気のハウステンボスはじめ、九十九島や平戸といった長崎を代表するスポットへのアクセスも良く、観光エリアとしてのポテンシャルも高い。
オリーブベイホテルのステイは大島の大きな魅力だ。世界的建築家である隈研吾氏の設計による開放的でデザイン性の高い館内、内装は多くの五つ星ホテルを手掛けたイギリス G|A|DESIGN INTERNATIONAL社の手によるもの。そんなワールドクラスのリゾートホテルならではのクオリティは、ハード・ソフトそしてヒューマンに至るまで本物であることを教えてくれる。
そんなホテルで見つけた完熟のトマトジュースもまた“本物”だった。
このトマトジュースは、大島トマトの「ファースト」という品種が用いられている。普通に育てると大きくなる品種のトマトだが、水を抑えてじっくり育てることでトマトの旨味が凝縮された完熟の大島トマトが生まれる。
大島トマトの魅力は、その甘みとしっかりした酸味だ。糖度計付自動選果機で全て選り分けて出荷しているから間違いない。糖度10度から14度程度も珍しくはないという。「甘さとすっぱさが程よくマッチしたコクのある濃厚な味わい」と発売元は表現している。
そんなトマトの魅力が凝縮された完熟トマトジュース。ストレートでいただくのが最高ではあるが、今回はガスパチョでも楽しんでみた。甘みと酸味に残る深い香りとコク。酷暑の盛夏、残暑の夏バテ。疲れた体に効果テキメン。
そんなトマトを作っているのはなんと造船所。長崎県大島といえば大島造船所をイメージするが、「地域と共に」をモットーとする企業活動ゆえに生まれた大島の恵みだ。オリーブベイホテルも大島造船所によって誕生した。長崎県西彼杵半島から突き出た大島へは圧巻の白い斜張橋「大島大橋」を渡る。その先にはいつも“本物”が溢れているのだ。
※掲載情報は 2016/09/19 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。