創業昭和4年。北海道・小樽を代表する「あまとう本店」の「マロンコロン」

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小樽都通り商店街の一画に本店あり

創業昭和4年。北海道・小樽を代表する「あまとう本店」の「マロンコロン」

北海道の小樽と聞くと、観光の方ですと赤煉瓦倉庫とか、お寿司とかのイメージが強いかもしれません。あと、オルゴール館とか。ラーメン好きだと、倉庫に誕生したラーメン集合施設なども話題になりました。僕より上の世代ですと石原裕次郎でしょうか。僕なんかは行くたびに必ず昆布屋さんに寄るので、小樽=昆布という、ちょっと偏った思い入れがあったりも。でも地元の方々は観光とか昆布とか関係ないので、小樽=アーケードだったり。中でも小樽駅から海側に歩くこと約2分。線路と平行に存在する小樽都通り商店街は、古くから人気のアーケードで、根強い地元のファンも多いです。その一画にあるのが「あまとう本店」。昭和4年創業の歴史ある、小樽を代表する洋菓子やさん。もともとは食堂とばんじゅうのお店で、ラーメンやお寿司なども提供し、メニューも80品目以上あったそう。それが戦後になり、洋菓子へとシフトしました。

サクっとした美味しさ&種類の豊富さも魅力

創業昭和4年。北海道・小樽を代表する「あまとう本店」の「マロンコロン」

本店ではエクレアやマロニエールなどの洋菓子、焼菓子など様々な商品が並んでいて、2階は喫茶になっているのでそれらを味わいながらくつろぐことも可能ですが、今回はippinの記事なのでお土産をご紹介。それが昭和35年に登場した「マロンコロン」です。サクッとした口当たりの三枚重ねのサブレーと、オリジナルチョコレートのハーモニーが素敵。日持ちも良く、アーモンド、チーズ、カカオ、ウォナッツの4種類のほか、抹茶や紅茶、いちごなども。種類も豊富で、発売以来半世紀以上、変わらぬ人気を誇ります。こういう焼菓子って大量生産だと思いますよね?いえ、違うのです。なんと、1枚1枚手作り。本店併設の工場で、毎日せっせとみんなで作っています!

※掲載情報は 2016/09/08 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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