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PAPABUBBLE
人気のPAPABUBBLEキャンディギフトセット
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日本には金太郎飴のように、切っても切っても同じ絵柄が表れるかわいらしい細工飴がありますね。でも、幼い頃は「小さな飴にどうやって絵を描いているの?」と不思議に思っていました。顔の表情や文字など、バランスよく表現されていて、食べてしまうのがもったいないと飾っておいたことを思い出します。
現代の細工飴といえば、スペイン・バルセロナから生まれた名店「パパブブレ(PAPABUBBLE)」のアートキャンディでしょう。色彩豊かに表現されるフルーツや動物たち、かわいい小物のアイテムなどのポップなデザインが特徴的です。もちろん、見た目だけではなく、さわやかなフルーツの香りや味も抜群。どのキャンディも思わず手に取りたくなるものばかりですよ。
そんな数あるフルーツシリーズのキャンディの中でも、この夏カバンに忍ばせておきたいのがスイカ味のキャンディです。縞模様の皮に赤い果肉、黒い種もちゃんと表現されていてかわいい!パパブブレのキャンディは、噛めばサクッと崩れる繊細な食感なので、ついつい食べ過ぎてしまいます。しっかりとスイカのフルーティな香りと甘味が感じられ、後からくる爽やかな柑橘の味がたまりません。
カバンに入れて、移動中などに食べれば注目の的かも。また、こんなにかわいいキャンディですから、自分だけで楽しむのはもったいないので、会社などに常備しておいて同僚に配ってもよいでしょうね。疲れた時のリフレッシュにもなりそうです。
パパブブレは日本国内では9店舗を展開し、セレクトショップの「ディーン&デル―カ」でも取り扱いがあるので、購入したこともある方も多いかと思います。おしゃれなイメージのあるパパブブレですが、日本第一号店は中野区の一般的な商店街にあります。
地元の人が利用するローカルな商店街に突如現れたおしゃれなキャンディ店に、オープン当初は「なんでこんな場所に出店したの?」と不思議がる声もあったのですが、バルセロナにある本店も繁華街ではないようです。元々、地域密着型にこだわり、日本一号店の場所もあえて商店街を選んだとのこと。さらに、飴ができるまでの工程を目の前で見ることができる劇場型パフォーマンスを重視し、まるでラボのような空間を作り出したのです。
中野店では、一度に10kgの飴が仕込まれて、一日5回ほど作業を繰り返すそうです。粘度のある飴生地に色をつけて空気を含ませ、色飴を配置して包み込んでいきます。両手でつかみ取れないほどの巨大な円柱は、スルスルと手で伸ばしていくことで、金太郎飴のように切っても同じ絵柄がどんどん現れるのです。キャンディをカットするその手早さは芸術ものですよ。
スイカキャンディは夏限定の商品です。それぞれの季節やクリスマス、ホワイトデーなどイベント行事によって登場する限定商品もあるので、その都度チェックしたくなりますね。オリジナルキャンディもオーダーできるので、結婚式の引き出物としても人気があるとのことです。
お近くに店舗があれば、作っている工程をぜひご覧になってみてください。試食もできるので、自分やお仲間用にもセレクトして楽しんでみてくださいね。
※掲載情報は 2016/07/31 時点のものとなります。
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。