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大阪出身の私が昔からよく足を運ぶ和歌山県。各所に魅力がありますが、目的は海山の美しい自然に温泉そしてこの土地ならではの美味しい食材です。特に「梅のふるさと」として知られる紀州・南部で育った「南高梅」は一級品。
現地の直売所で気に入った梅干しを買っては事あるごとに手土産にお持ちするのですが、いつも大変喜んでいただきます。
関東に越してきてからは頻繁に現地で購入することも出来ず残念に思っていたところ、先日二子玉川で開催されていたマルシェで出会ったのが、今回ご紹介する梅のお酢を作っていらっしゃる「福の梅本圃 みやぶん」さんです。
南高梅を紀州備長炭と麦飯石（ばくはんせき）と一緒に漬け込むという、拘りの製造法で天然ミネラルたっぷりのふくよかでまろやかな梅干しを作っていらっしゃいます。地元での製造販売の合間を縫って、各所の期間限定で開催されるマルシェにご兄弟で出展されていらっしゃるそうです。（写真は弟さん）
この時に試食を勧めてくださったのが、その梅干しを作る際に使用している調味酢【梅しずく】です。これまでお酢としては口にしたことのない味わいに驚き、その場でレシピ案を色々お伺いし即1本自宅に持ち帰りました。
先ずは冷蔵庫にあった野菜でピクルス！
紫キャベツと美味しい玉ねぎがあったので簡単ピクルス調理！カットしてポロ袋に梅しずくと一緒に投入。他にも味を整えるために手を加えようとしたのですが全くその必要なく、そのままで何とも言えない酸味と塩味と程よい梅の果実味、そのバランスが絶妙なのです。3時間も置けば食卓に出せるくらいの塩梅になってくれます。
翌日は蕪とカラフル有機人参で別にピクルスを作り、すっかり【梅しずく】でのピクルス作りにはまっているのです。これからますます美味しくなる夏野菜の常備食作りに、かなり重宝しそうです。
そしてこの梅のお酢。ピクルスだけではありませんよ。
飲むお酢として、ドレッシングとしても最適。みやぶんさんがフェイスブックで紹介されていたのですが、生牡蠣にかけて食べると美味しいそうです。想像しただけで笑みがこぼれますね。時間があればジュレにして様々なパーティー料理のアクセントにもしてみたいものです。
塩漬けにした梅干しをじっくり時間をかけて漬けているのでクエン酸などの梅が持つ成分と適度な塩分がたっぷり流れ込んでいます。クエン酸と塩分で夏バテ対策にもぴったり！
※掲載情報は 2016/07/07 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ラジオＤＪ/イベントＭＣ
RIBEKA
10年に渡り学生生活をオーストラリアで過ごす。
学生時代より食への興味があり、オーストラリアにてワインの資格を取得。
学業の傍ら、日本食レストランの立ち上げやマネージメントに携わる。
帰国後2004年より通訳の仕事をきっかけにラジオＤＪとして関西を中心にレギュラー番組を多数担当またイベントＭＣとしてはバイリンガルＭＣとして各方面の国際的なイベントでマイクを握る。
趣味として取得したテーブルコーディネーター・野菜ソムリエ・コムラードオブチーズの資格は常にラジオ番組でも知識として活かされている。
料理や食に特化したInstagramも是非ご覧ください。
2015年より活動の拠点を関東へと移し、現在東京ＦＭが新しく立ち上げた新放送局ｉ-ｄｉｏにて【HITS ONE Powered by Billboard Japan】にて木曜金曜の17：00～20：00を担当。
イベントではＭＣとして日本全国を飛び回り各地の美味しいものを日々探求中。
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