金萬
株式会社金萬 住所：秋田県秋田市 中通７丁目1−2 トピコ2F
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生タイプと真空パックがあり、お土産にも最適
古くから秋田には名物と呼ばれる一品が数多くあります。「稲庭うどん」に代表される主食のタイプから、「いぶりがっこ」のように付け合せ、そして「しょっつる」などの調味料まで。もちろん「はたはた」など食材も豊富な県。味付けも北東北なので塩分がキツめなイメージがあるのですが、実は由利本荘市などもそうですが、甘めの味付けが多かったりもします。そんな秋田ですから、銘菓も有名なものがずらり。なかでも今回ご紹介する「金萬」は、秋田の人ならおそらく誰でも知っている有名度です。製造・販売しているのは株式会社金萬。誕生したのは昭和28年なので、もう60年以上のヒット商品。創業者の大内正見氏は、当時、食堂や喫茶、蕎麦店などを経営していましたが、東京の「都まんじゅう」という白あん等をカステラ風の生地で包んだお菓子に魅了され、考案したそう。もともとは「金座街のまんじゅう」を略した「金万」でしたが、途中で「金萬」に変わったみたいです。
小ぶりの今川焼のような形状で、何個でも味わえちゃう
小さな今川焼、大判焼みたいな形状のそれは、まわりのカステラ風の生地にはちみつや玉子をぜいたくに使用していて、まろやかな甘さが特徴です。そして中の白餡もこれまた上質な玉子の旨みも相まって優しいしっとりとした口あたり。こぶりなので食べやすいのもポイントで、秋田のCMでは「28個食べました！」とか流れてますが、それはちょっと無理(汗)。でも、それほど“止まらない”美味しさがあります。この「金萬」は生タイプと真空パックがあります。お土産には真空パックのほうがいいかも。ちなみに、このまま味わってもいいですが、電子レンジで10～20秒温めると、ふわふわで超美味！
※掲載情報は 2016/05/31 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は８０００軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「ＪＡＬ（Ｗｅｂ）」などに連載中。また近年は料理研究家としてＴＶラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』（幹書房）、『おうちラーメンかんたんレシピ３０』『おうち丼ぶりかんたんレシピ３０』『全国ご当地やきとり紀行』など２５冊。
