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パーティーにピッタリ!ハイコスパな生ハム
皆さん、御機嫌よう。オルズグルです。いかがお過ごしでしょうか。日本ではゴールデンウィークや八十八夜が終わり、夏が近づいていることでしょう。
ロシアでも日が長くなり、もうすぐ白夜と言われる季節です。
特に私の住むサンクトペテルブルグはロシアの北の首都と言われ、エルミタージュ美術館をはじめとするたくさんの美術館やマリインスキー劇場等がありたくさんの素敵な文化的香りのする町です。白夜になると夜に美術館を訪問するツアーが組まれたり、近所にあるモイカ運河では運河巡りをする小舟が出たりと、さながら「北のベネツィア」のような装いです。
町中では半袖で歩く人、公園では日光浴をする人、森や湖畔ではバーベキューをする人が増える、とても楽しい季節です。私もバーベキューは大好きで、昨年はこちらのコラムでも七輪を紹介させて頂きました。
http://r.gnavi.co.jp/ippin/article-3688/
このバーベキューというイベントは、焼いたお肉にばかりフォーカスが当たりがちで、ついつい前菜には注意がいかないもの。
そして女性目線な意見かもしれませんが、ビールの消費量が高いイベントです。でもせっかくの素敵なお天気の中でみんな集まるのですから、ビールだけっていうのもちょっと芸がないですよね。
そこで、バーベキューを開催される肉食男子の幹事の方へのご提案ですが、前菜のイッピンとして、同じく肉でもたまには生ハム、そして飲み物にはシャンペンなんて如何でしょうか?
なんだ生ハムなんて、行きつけのスペインバルでも頼むし、自分でもスーパーで買って食べているよ、と思われるかもしれませんが、私が主張したいのは「自分の手で切ること」です。本場の生ハムを切ったものは、スーパーで売られているものとは全く風味が違います。
脚をまるごと一本買いして、ハモネロと言われる生ハムの脚をホールドする台にセット、その上で自分の手で徐々に切るというのがベストですが、脚一本まるごととなるとお値段も相応ですので、ブロックからはじめていただくのでも全く構いません。
真空パックされているものは、常温でも保存可能です。(本場のスペインでは、常温保存されて販売されています)
事前に自宅で生ハムを切った上で、お皿に並べて、現場に持ち込んで女子の喝采を得るも良し、ブロックを買ってその場で切って期待感を高めていくも良しです。
スペインバルで頼むよりも圧倒的にハイコスパで、同じ味が再現できるのは感激ですよね。
私が今まで日本の通販で食べて美味しかったなあと思う生ハムは以下です。(今は海外旅行の際に調達していますが……)
ハモンセラーノ
http://www.gourmet-world.co.jp/shopping/?page=product&prod=2845
http://www.gourmet-world.co.jp/shopping/?page=product&prod=2524
ハモンイベリコ
http://www.gourmet-world.co.jp/shopping/?page=product&prod=1190
バーベキューとは別に、生ハムパーティーをするのもオツですね。生ハムがきっかけになってホームパーティー、なんていう展開も素敵ですね。
生ハムを買う時のコツは、決して切り落としなどの安物を買わないことです。私は少なくとも美味しいと思うものに出会ったことはありませんし、感動もしませんでした。
日本でも熟成肉がブームになっていると聞いていますが、生ハムはそもそも熟成肉ですし、よく熟成されたものは切り目からもアミノ酸が吹き出しています……。
この口の中でとろける美味しさは、もう表現出来ません。
焼き肉食べ放題で5000円払って食べ慣れたサプライズのない味の牛肉を食べるよりは、ちょっと我慢して最高級の生ハムを手に入れたほうが、よっぽど賢いお金の使い方だと思います。
是非このイッピンお試し下さい!
※掲載情報は 2016/05/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ワイン業・食研究・温泉ソムリエ・フードアナリスト
ババホジャエヴァ・オルズグル
ウズベキスタン、タシケント生まれ。13才で「ひらがな」に一目惚れし、14才から大学で日本語を勉強。16才から日本語の観光ガイドとして勤務。21才で日本に移住。一部上場大手物流企業での勤務後、2011年に合同会社GALABAを設立、日本初ウズベキスタンワインの唯一の正規輸入者となる。同じ年から日本国内でタレントとして数々の人気のテレビ番組、ラジオ、明治のR-1ヨーグルトCMで活躍した。東京で数年間ワイン会を開催。ウズベキスタンのワイナリーと日本向けのGALABA社限定の特注ワインをプロデュース、開発に参加した。家庭の都合で仕事を辞めてロシアで3年滞在後昨年より日本に本帰国。ウズベキスタンのワインフェスティバル”WineArt”の審査員、日本での料理コンクール審査員、日本のワインコンクールサクラアワード2019年の審査員、料理現場監督の経験。趣味、得意分野:美術館・神社・温泉・登山・和食•食材アレンジ•宝飾•食器•旅行(海外30カ国以上、国内40都道府県以上。)日本の有名なガイドブック編集も日本語で実施。各種テレビ番組、テレビショッピング•通販出演実績多数。