幸せの青い卵「タフラン」
安田養鶏場 住所:神奈川県横須賀市長坂4-18-17
私が料理教室を開催している、三浦半島には、料理が好きな方にとって特に好条件がそろった食材豊かな場所だと思います。その中の一つに、毎日生みたての卵を直売している「安田養鶏場」が佐島の海から少し山の方へ入ったところにあります。
この辺りの景色は海沿いから一変して半島を思わせない山々の景色が広がるなど、自然のままの心地よい景色を見ることができます。
ここの「安田養鶏場」では数種類の生みたての卵を直売しているのですが、その中でもひときわ目を引くのは、青色をした卵「タフラン」です。
アメリカにいた当時一度お目にかかったことがあるのですが、それ以来見たことがなかったので、日本でも飼育されていると知って驚きました。この「タフラン」と呼ばれる世界で唯一青色の卵を産む鶏は、「アローカナ」種という南米チリ原産の鶏です。
この「タフラン」にはビタミンA、D、EやDHAが豊富に含まれていて、一般的な卵と比較して、栄養価が高いのが特徴です。
気になる卵のお味ですが……!
青色の殻を割るところから通常の卵との違いを感じます。卵の内側の膜「卵殻膜」が、とてもしっかりとしていて厚みがあります。この「卵殻膜」は、人の肌や髪に近いアミノ酸で構成されているそうで、新鮮な卵のほど「卵殻膜」が強く張りがあり、黄身が盛り上がっているそうです。
盛り上がっています!そして卵のお味ですが、白身にはクセも雑味もない透き通るような味わいで、黄身は甘みを強く感じられて濃厚です。
「安田養鶏場」の方が「最初はぜひ卵かけご飯にして食べてみてください」とおっしゃられていたので、大好きな卵かけご飯にしていただきました。卵の美味しさをいっぱいに味わえる、絶品の卵かけご飯をいただけました。
シンプルに茹で卵にしても最高に美味しいのですが、卵を使うパウンドケーキなどの材料にこの「タフラン」で作ってみると、普段よりも格別に美味しく感じることが出来ます。
卵のような日常的にいただくシンプルな食材ほど美味しさや安全にこだわりたいと、この卵を味わってみてから、以前より増してそう思うようになりました。
大切な方へのお祝いや、こだわる方へのギフト、そして自分にも幸せの青い卵を、一度ぜひ味わってみてください。
会社名:安田養鶏場
住所:神奈川県横須賀市長坂4-18-17
電話:046-856-1694
FAX:046-856-1694
安田養鶏場 住所:神奈川県横須賀市長坂4-18-17
※掲載情報は 2016/05/18 時点のものとなります。
料理家・食アートコーディネーター
中村まりこ
SHOKUart代表
料理家
東京出身。
ELLE grumet フードクリエイター部、料理教室 鎌倉legame cooking 主宰、フードスタイリング、レシピ開発、イベント講師、食に関する記事の執筆、を中心に活動。
食に造詣の深い父とウクライナ人の母から2つの食文化を習得。世界23ヵ国で生活した高校3年間を原点に、料理の道へ。
和食材も自由に取り入れた料理ジャンルからでなく素材からボーダレスな料理を経験上を軸に独創的な組み合わせで「empirical&unleash」を表現する「SHOKUart」設立。
外国の方にむけて「私達の日常の和食を伝えたい。」思いから、日本家庭料理の料理教室 "Authentic Japanese Cooking Class" も主宰。
外国人向けのWedマガジンサイトへのレシピ提供も手掛ける。