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江戸のころより藩をあげて行われる杜の都・仙台を象徴する一大イベント【青葉まつり】が今年も開催されます。仙台三大祭りのひとつとして市民に愛され、5月18日土曜日にはすずめ踊りが舞われる【宵まつり】が、5月19日日曜日には山鉾が巡業する【本まつり】が行われます。ここでは、そんな仙台が地元の人にも喜ばれる、知る人ぞ知る地元の名品をご紹介します。リピーターの方もぜひチェックしてみてくださいね。
1:10年の歳月を経てついに誕生! 肉厚でふっくら大きい天然の「笹かまぼこ」
仙台土産といえば“笹かまぼこ”。仙台に限らず、ほとんどのかまぼこで使用されている化学調味料の“アミノ酸”を不使用で、おいしい笹かまぼこを実現させたのが、仙台の老舗店『鐘崎』です。10年をかけて考案されたのが、真鯛やグチなど白身魚のうまみを凝縮した天然調味料と、高級魚きちじで作った“きちじ魚醤油”を使った笹かまぼこ「大漁旗」。ふっくらとした存在感のある肉厚なかまぼこは、大漁旗がたなびく姿を彷彿させます。
2:ルーツ店が贈るニューカマー! 仙台二大名物が競演する「牛タン笹かまぼこ」
仙台名物といえば、“笹かまぼこ”と並び、思い浮かべるのは“牛タン”ではないでしょうか。その二大名物がコラボした夢のような逸品がこちら。創業大正五年のかまぼこ専門店『佐々直』は、現代の笹かまぼこの前進を編み出した由緒正しきお店。北の海の高級魚である“吉次”を使用し、ふっくらと厚みに仕上げた看板の笹かまぼこ「鮮」に燻製し刻んだ牛タンを加えた「牛タンかまぼこ」はお酒のおつまみにも最高です。
3:チーズやナッツとの相性も抜群! キリッと超辛口の純米酒「日高見」
笹かまぼこときたら、合わせたいのはやっぱり県産の日本酒。宮城県石巻市にある酒造『平考酒造』の「日高見」は、県内を代表する日本酒のひとつ。様々な種類がありますが、冷やでも燗でもおいしい超辛口純米酒は、和食はもちろんのこと、チーズやナッツともよく合うキリッとした飲み口です。心地よい辛みの刺激の後に、じんわりと広がるお米のコクと旨みもお楽しみください。
4:酒蔵でしか作れない! 伊達家御用達の蔵による酒粕を使った「ソーセージ」
お次も宮城を代表する日本酒の蔵元をご紹介します。仙台市内で現存する唯一の伊達家御用蔵『勝山』は、元禄年間に伊達家六十二万石の城下町仙台で創業。美酒・美食にこだわった酒蔵で日本酒のほかにも様々な商品を手がけている『勝山』ですが、酒蔵ならではの酒粕を使った「仙台勝山館ソーセージ 粕漬け」は、酒粕のもつ旨味がなんとも言えない複雑な味わいを実現させ、漫画『美味しんぼ』でも取り上げられた名品です。
5:希少なトマトの中でも高糖度のものだけを厳選! 贅沢極める「トマトジュース」
宮城県大崎市鹿島台にあるマルセンファームで栽培された、市場にもほとんど出回らない希少なトマト“トマクイーン”のうち、糖度が高く安定している時期の樹上で赤く完熟させたものだけを贅沢に絞りこんだジュースが「あかい実りの贅沢しぼり」です。太陽の恵みをたくさん含んだ味わいを存分に感じられる、トマト嫌いな人にもぜひ一度試してほしいワンランク上のトマトジュースです。特別な日の贈り物にも選ばれています。
6:貴重なお肉がごろごろ! 鯨肉のおいしさを堪能できる「石巻鯨カレー」
昭和32年の創業以来、“鯨の大和煮”を看板商品に地元三陸石巻のおいしい海産物を加工した商品を製造・販売してきた会社『木の屋水産』。カレー屋『パンニャ』を経営しているタレントの松尾貴史さんとのご縁が元で誕生したのが、鯨肉のおいしさを堪能できる「石巻鯨カレー」です。大胆な毛筆書きの品名の迫力に違わぬ、大きな鯨肉がごろごろと入ったボリューム感のある贅沢な一品ですよ。
7:ハーモニーが最高! 気仙沼市で愛される地元密着型菓子「ゴット」
せっかく宮城を訪れるなら、と県北まで足を伸ばす方も多いのでは? 最後に県北端にある気仙沼市から地元密着型のお菓子を紹介しましょう。1981年に創業以来、頑固に美味しさだけを求めてきた菓子店『パルポー』の名物が「ゴット」です。スポンジ・サブレ・パイの三層をチョコレートでまとめ、異なる食感と味わいが絶妙なハーモニーを醸す「ゴット」は、繊細な手作りのため大量生産ができません。震災で多大なる影響を受けながらも、今も地元で愛されているここでしか味わえない逸品です。
※掲載情報は 2016/05/17 時点のものとなります。
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