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老舗が老舗の枠を超えた新しい挑戦!
金沢に来たら必ず訪れるスポット、ひがし茶屋街。
お茶屋さんやお土産店などが軒を連ねていて、散策を楽しむ多くの観光客で賑わっていますが、昔からお住まいの方もいるので、時折表札のかかった民家や電気店、理髪店なども見かけることがあります。
ひがし茶屋街メインストリートにあったコールドパーマの看板跡地に5月オープンとなったのが、「菓舗Kazu Nakashima」。
建物は茶屋街に溶け込む町家で、中は奥に広い造りになっており、茶釜の設置されたカウンターがあり、さらに奥には古い蔵があります。
お菓子は、兼六園下の兼六元町にある和菓子の老舗「中島本店」さん(9:00~18:00、日曜定休)のお菓子を頂くことができます。中島本店4代目店主が、先代から受け継いだ技術と京都での修行経験を活かして、老舗の枠を超え、新たな息吹を吹き込んでいます。
「くるわ餅」は、餅粉と砂糖をしっかり練った生地で、食感はもちもちでしっかりした弾力があり。胡桃の粒々食感のアクセントもいいですね。プレーン、抹茶、ブルーベリー味があって、ブルーベリーも風味良く美味でした。
お店でのイートインの他、お土産としても購入できますよ。
「おぼろ月」は、兼六園から見た月をイメージしたという、ロマンティックで風情あるお菓子です。
中は白あんで、甘さの中に深いコクがあるのですが、お醤油を使用しているのだとか。
白あんプレーン味の他にも、梅こぶ茶味から抹茶、ほうじ茶など、彩りと風味のバリエーションが豊富。
お土産のパッケージにも凝っていますから、大切な人や気の張る方への贈り物にも重宝するはず。
今日もお腹いっぱい!あすかりんでした。
※掲載情報は 2016/05/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
一級フードアナリスト、利酒師
雅珠香(あすかりん)
金沢を中心に年間約600軒食べ歩くフードライター、通称あすかりん。
日本フードアナリスト協会認定1級フードアナリスト、SSI認定利き酒師、日本箸教育講師、食の親善大使「食のなでしこ2013」準グランプリ
著書に「あすかりんのおいしい金沢」「あすかりんのおいしい能登めぐり」がある。
北國新聞・富山新聞朝刊「あすかりんのランチで満腹」(毎週月曜日)連載中