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穀物の香りが豊かな蒸留酒「コルン」
ドイツ語で穀物は「コルン」と呼ばれています。「コルン」には、もうひとつの意味がありドイツの伝統的な蒸留酒も同じ名前で親しまれています。この蒸留酒は、その名の通りライ麦、小麦、大麦、からす麦、蕎麦から作られる蒸留酒で、無色透明、癖のない味わいです。アルコール度数は32度もある強いお酒で、アルコール度数が38度になるとドッペル(ダブル)コーンという名称になります。
ドイツといえば、ビールというイメージがありますが、北ドイツのエムスラント地方では、ビールよりコルンの消費量の方が高いです。北ドイツには「ベレンツェン」、「ロッシェ」、「ハイト」などの、100年以上の歴史を持つドイツを代表するコルンブランドがあります。
さまざまなフレーバーコルンがある!
日本では、アルコール度数が高いお酒はなかなか若者に受け入れられない傾向がありますが、ドイツも同様に「コルン」をストレートで飲む若者はそこまで多くありません。しかし、ドイツで若者にコルンが受け入れられないかというと、そういうわけではありません。バーに行けば、若い人たちはコルンにコーラやファンタを入れて自分のオリジナルのフレーバーを楽しみます。また、市販されているコルンには、アプフェルコルンという、アップルジュースと混ざったコルンも販売されています。こちらは、甘くて飲みやすいですがそれでもアルコール度数は20度ほどあります。その他にも、薬草を入れた真緑のコルン、フルーツフレーバーのコルン、酸味の強いコルンなどさまざまなバリエーションが楽しめます。
日本でも、ドイツ産のコルンが販売されているので、お気に入りのフレーバーを探してみてはいかがでしょうか。でも、アルコール度数が高いので飲みすぎには注意です!
ベレンツェン・アップル
ベレンツェン社のフラッグシップリキュール。小麦由来のピュアな蒸留酒をベースとし、熟したリンゴを配合。香料を使用していないナチュラルな味わいです。
※掲載情報は 2016/05/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ドイツ連邦共和国大使館
駐日ドイツ連邦共和国大使館は、日本におけるドイツ政府を代表する機関です。ヨーロッパの中心に位置しているドイツと日本は、去る2011年、外交関係を樹立してから150周年という節目を迎えました。そして、今後も互いに両国が協力し合いながら、現在の友好関係を保ち、またより深めながら手を取り合って未来へ向かっていこうという思いをこめ、「ドイツと日本-ともに未来へ」というモットーの下、日本の皆さんにより深く、広く、ドイツを知ってもらうべく、様々な形で活動を行っています。こちらのサイトでは、ドイツの伝統や郷土・食文化についてお伝えします。