バーベキューやアウトドアイベントなど、この時期、天気がよい日が続くと、酒を楽しむ機会も多くなりませんか？みんなが集まったときには、やっぱり乾杯のビールが欠かせないですよね！最近はいろいろな種類のビールを楽しめるお店も増えてきました。今回は、ビールの三大種類「エール（上面発酵）」「ラガー（下面発酵）」「自然発酵」と、それをさらに細分化させた代表的なビールの種類と、おつまみをご紹介します。自分だけのお気に入りビールとおつまみを見つけてみてはいかがでしょうか。これであたたもビール通の仲間入り！

上面発酵で醸造されるビールを総称して「エール」と呼びます。ビールそのものの旨味を楽しむことができるのが特長であり、中でも「ペールエール」はホップの香りと苦味を味わうビールとされています。

伊豆が生んだ「反射炉ビヤ」は、明治時代から伊豆で酒屋を営んでいた蔵屋鳴沢が、伊豆に縁ある二人の人物をモデルにつくったクラフトビール。

世界遺産認定されていることでも知られる韮山反射炉の築造責任者だった江川太郎左衛門をイメージしたイングリッシュペールエールでは、奥深いモルトの味わいを。かつて伊豆の国を統治していた北条早雲をイメージしたアメリカンペールエールでは、爽快で華やかなホップのフレーバーを楽しむことができます。

「エール」の中でも、中程度の濃さでちょっとアルコール度数が高い「IPA」。ホップを多く含むので味わいと苦味が濃いのが特長です。

ビアジャーナリストの野田幾子さんが絶品だとオススメするのは、フランスが生んだ「アノステーケIPA」。香りは柑橘系で、口に含めばしっかりした苦味を持っており、飲んだ後の甘味は強すぎず、苦味とともに淡く消えていく繊細な味わいなのだとか。フランス産らしいエレガントな味わいを楽しめるエールビールです。

「エール」の中でも、ローストされたモルトを使用してつくられる「スタウト」は、黒い見た目と同様に濃厚さを楽しめるビールです。

日本を代表する大阪発の地ビール「箕面ビール」は、世界の品評会にて6年連続で金賞に輝くという確かな品質でも有名ですが、中でも黒ビールの「スタウト」は豊かな香りを楽しめるのでオススメです。コーヒーやビターチョコを思わせる芳醇なフレーバーと、生きた酵母をそのまま堪能できる味わい深いビールです。

「フルーツエール」とは、天然果汁もしくはフルーツ香料を加えられてつくられるエールビールを指します。

ビアジャーナリストの宮原佐研子さんがオススメするのは、宮崎ひでじビールの「ゆずエール」。宮崎県産の柚子のもつさわやかなおいしさを香り高く楽しめ、苦味も少ないのでビールが苦手な人にもおすすめしたいおいしさなのだとか。女性でも気軽に楽しむことのできるビールです。

下面発酵で醸造されるビールは総称して「ラガー」と呼び、日本で流通しているビールの約9割を占めています。のど越しの良さとすきっとした後味が魅力です。中でも「ピルスナー」は、ホップの苦味と麦芽の風味が楽しめるビールとされています。

薄野地麦酒ススキノビールの「肉ビール」は、あっさりした味わいの中にもホップのほどよい苦みが心地よいピルスナースタイルで、お肉とよく合う地ビールとして親しまれています。インパクトのあるネーミングなので、お土産にしても話題になりそうですね！

今回ご紹介するのはドイツ産の「アヴェンティヌス・アイスボック」。「アイスボック」とは、ビールを凍らせて水分のみを取り除いてつくるため、相対的に残った麦汁は濃縮し、アルコール度が高いという特徴があります。この「アヴェンティヌス・アイスボック」は、風味やコクも豊かであり、一口ずつじっくりと味わいながら楽しむことができます。チョコやナッツとも相性がいいので、ゆっくりお酒を楽しみたいひとときにオススメのビールです。

酸っぱいビール「ランビック」をご存知ですか？野生酵母で発酵させてつくる、甘味をほとんど感じないドライな味と独特の酸味が特徴の自然発酵ビールです。

ベルギー産の「ブーングース」もランビックスタイルのビールで、飲んでみると強烈な酸味に驚きますが、後味はほんのり甘いニュアンスが感じられます。飲み続けると、知らず知らずのうちにクセになる人も多いとか。希少価値の高い、酸っぱいビール「ランビック」。見つけたらぜひ一度お試しください。

美味しいビールには美味しいおつまみを合わせたいですよね！

プリッ、パリッとした食感が美味しいモンヴェール農山の「生ソーセージ」はビールと相性抜群です。モンヴェール農山では、大自然の空気の中で、天然水と自家配合した餌で大切に育てられた「バブコック種」を使用しているとのこと。バブコックは、柔らかい肉質と食味の良さ、そして脂の甘さが特徴の希少品種の豚。口に運んでも全く臭みを感じないという「生ソーセージ」は、リピーターが続出しているそうです。

ビールのための柿ピーがある、と言われたら気になりますよね。美濃屋あられの「横濱ビア柿」は、そんなビールのためにつくられた柿ピーです。

もち米の風味を感じられる絶妙な火加減で焼き上げられた柿の種。濃口醤油の味付けと、ピリリときいた唐辛子もアクセントになり、辛口のビールにも黒ビールにも本当によく合うのだそう。ビールの隣にこんな最高の引き立て役があれば、お酒もどんどん進みそうですね！

ちょっと変り種のおつまみが欲しいときは、山本海苔店の「おつまみ海苔（うにの味）」はいかがでしょうか。パリッとした二枚の味付け海苔でウニの粒をサンドしている、この「おつまみ海苔」。一口食べれば、海苔の程よい塩気や旨味、ウニ独特の風味がしっかりきいていて、自然とビールやお酒が進みます。ついついもう一枚食べてしまう、お酒の最高のパートナーです。