ソーセージ大国ドイツの中でも珍しいソーセージ「ピンケル」って知ってる?

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北ドイツの一部の場所だけで食べられるソーセージ

ソーセージ大国ドイツの中でも珍しいソーセージ「ピンケル」って知ってる?

オランダと国境を接した地域に、「エムスラント」という地域があります。エムス川に面し、ドイツ最大の客船造船所を有するこの地域では、巨大船を海に運ぶ際に、このエムス川の川岸すれすれに船が通る事で観光スポットにもなっている場所です。


この地域限定で、冬場にしか食べられない「ピンケルソーセージ」というものがあります。1,500種類以上のソーセージが存在するドイツでも非常に珍しく、冬場にはドイツ国内からも、このソーセージを食べるために観光客が訪れるほどです。

ピンケルってどんなソーセージ

「ピンケルソーセージ」は、ベーコン、大麦、カラスムギ、牛の脂、ラード、たまねぎやスパイスなどを腸詰にしたソーセージです。非常に脂分が高い食べ物で、冬に栄養を蓄えるために作られる伝統料理です。レストランでも注文できますが、エムスラントではどちらかというと「おふくろの味」的な存在なので、家庭で食べられる事がほとんどです。

ソーセージ大国ドイツの中でも珍しいソーセージ「ピンケル」って知ってる?

ピンケルソーセージは、「ケール」という冬野菜と必ず一緒に食べられます。あまり聞き覚えのない野菜かもしれませんが、青汁の原料にもなっている野菜で、ラードなどで煮て食べられます。この「ケール&ピンケル」は、どちらも油っぽい料理ですので、さっぱりとした喉ごしのピルスナーのビールがおすすめです!北海に面している北ドイツは、海の幸も豊富なところです!冬場にドイツ旅行に来られる際は、「ケール&ピンケル」と海の幸を堪能してみてくださいね!

ソーセージ大国ドイツの中でも珍しいソーセージ「ピンケル」って知ってる?

今回は、広報文化担当公使付アシスタントの、ズーレン・バルクハルトさんにお話をお伺いしました。

※掲載情報は 2016/04/18 時点のものとなります。

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ドイツ連邦共和国大使館

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駐日ドイツ連邦共和国大使館は、日本におけるドイツ政府を代表する機関です。ヨーロッパの中心に位置しているドイツと日本は、去る2011年、外交関係を樹立してから150周年という節目を迎えました。そして、今後も互いに両国が協力し合いながら、現在の友好関係を保ち、またより深めながら手を取り合って未来へ向かっていこうという思いをこめ、「ドイツと日本-ともに未来へ」というモットーの下、日本の皆さんにより深く、広く、ドイツを知ってもらうべく、様々な形で活動を行っています。こちらのサイトでは、ドイツの伝統や郷土・食文化についてお伝えします。

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