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上品な見た目と味わいで絶対に喜ばれる京みやげ
京都で人気の和菓子店、むしやしない処・仁々木。「むしやしない」とは、漢字で書くと「虫養い」。一時的に空腹を紛らわすこと、またその食べ物のことで、虫おさえとも言うのだとか。つまり虫とはお腹の虫のことで、小腹を満たす間食“おやつ”をさす京都の方言のようです。
まさにそんな場面で食べるのにぴったりなのが、昔ながらの揚げ菓子かりんとう。センスが良いけれど、気取りすぎていない素敵なパッケージでおみやげにもおすすめです。味の種類が豊富なので、好みに合わせて選べるのも魅力。黒糖、ごま、そば、金平ごぼうなどのほか、シナモン、レーズン、メープルなど珍しいものも揃っています。
彩り美しい野菜かりんとうがお気に入り
そのなかでも私の一押しは音羽と名付けられた野菜味。緑、赤、黄などカラフルな色合いで、その彩りは視覚的にも味覚的にも飽きない楽しみを与えてくれます。
しっかりした甘さはありますが、油切れがよく軽やな後味。やわらかすぎず、かたすぎず、ポリポリとした程よい食感はクセになります。細めで繊細な口当たりなので、女性がちょっとつまむのにはぴったり。子どもやお年を召したで方も食べやすく、みんなで楽しめる安心感もうれしいポイント。一般的なかりんとうのイメージより、味わいも食感もとにかく上品という言葉がよく合います。揚げ菓子特有の香ばしさも加わって、気が付いたらどんどん口に運んでしまう美味しさ。食べた後にずっしりと重みを感じることが多いかりんとうのイメージが覆されるかも。伝統の技で一本一本職人が丁寧に揚げた味わいは格別です。
季節限定のかりんとうにも注目!
定番だけでなく、その時期にしか味わえない季節限定の味にも注目。今の季節はかわいいピンク色の桜かりんとうが楽しめますよ。
※掲載情報は 2016/04/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
シニア野菜ソムリエ
KAORU
ラジオ局で報道キャスターを務める傍ら、野菜ソムリエの資格を取得。全国で第一号の野菜ソムリエとなる。現在は日本野菜ソムリエ協会の講師として野菜ソムリエの育成に力を注ぐほか、主にTV・ラジオ・雑誌などで活躍。またセミナーや講演、執筆活動も行っている。飲食店のレシピ開発や大手企業ともコラボ商品も多数手掛ける。大好きな野菜・果物について語る時間は何よりも幸せなひととき。
著書に『干し野菜手帖』『野菜たっぷり!サンドイッチレシピ』(ともに誠文堂新光社)、『ポケット版 旬の野菜カレンダー』(宝島社)などがある。