記事詳細
紹介している商品
スコーンにジャムと合わせて食べるアフタヌーンティーにはかかせない乳製品
クロテッドクリーム。
イギリスで2000年以上も前から作られ、スコーンにジャムと合わせて食べるアフタヌーンティーにはかかせない乳製品。バターでも生クリームでもない、初めてこのクリームをプレーンなスコーンに付けて食べたときの感動は今も忘れられない。
しかしながら、スーパーなどでは売っていないのと、値段が2,000円近くもするということで、気軽に食べられるようなものではない。
それがなんと、北海道産のものがあるという情報を入手。
放牧牛乳と北海道産グラニュー糖で作るミルクジャムが有名な上士幌町の「十勝しんむら牧場」のもので、生乳から作ったクロテッドクリームとしては日本初だそうだ。
牧場経営をする4代目の新村浩隆さんは理想の放牧牛を育てる為には、栄養価が高く、安全で美味しい牧草を与えなければならないと一からの土壌改良を行い、「草づくりコンクール」で北海道知事賞を受賞。
広大な牧草地でのびのびとストレスなく育った牛たちは、牛本来の健康的なパワーを発揮できるので、美味しい牛乳をもたらしてくれる。
長年の真摯な努力と、牛たちへの最大級の敬意。
その牛乳の脂肪分を、弱火で煮詰めたものを一晩おいて表面に固まる脂肪分を集めて作られる。脂肪分は60%程度であり、バター(80%)よりは低く、生クリーム(30〜48%)よりは高い。
脂っこくなく、ふんわりとした口溶け、甘さとは違う濃厚かつリッチな生乳感を感じることができる。
1,000円というプライスも嬉しいかぎり。
スコーンはもちろんのこと、パンケーキやオムレツなどに合わせても至福な一皿になることまちがいなし。
十勝しんむら牧場
住所:〒080-1407北海道河東郡上士幌町字上音更西1線261番地
※掲載情報は 2016/03/10 時点のものとなります。
- 19
キュレーター情報
クリエイティブオフィスキュー社長
鈴井亜由美
株式会社クリエイティブオフィスキュー代表取締役
株式会社Link&Loop代表取締役
北海道小樽市出身。1992年に芸能プロダクション「クリエイティブオフィス キュー」を設立。同事務所には、大泉洋らTEAM NACSが所属、個性派俳優を抱え 全国へ活躍の場を広げ、プロデューサーとして鈴井貴之監督作品「man-hole」 「river」やTEAM NACS全国公演「LOOSER~失い続けてしまうアルバム」以降の作 品等で采配を振るう。2012年、事務所創立20周年を機に「CUEのキセキ」を出版 (発行:メディアファクトリー)。食、観光、地域産品等北海道の様々な魅力を全 国に伝えたいという思いから映画『しあわせのパン』(2012年)、『ぶどうのなみだ』(2014年)を企画。
2012年に株式会社Link&Loopを設立、同年11月にオープンした「boulangerie coron」は現在札幌市内で2店舗展開。2015年9月17日にはレストラン「brasserie coron with LE CREUSET」(http://brasserie-coron.com/)がオープンとなった。