パン好きなら知っていて当然、そしてそのパン好きのリピーターが続出している今都内で大人気のパン屋さんをご紹介します。ニューヨークスタイルの最新ベーカリー、フランスで国民的人気を誇るブーランジェ・パティシエ(パン・菓子職人)、料理人がプロデュースするパン屋さん、最近オープンのお店から10年以上も地元だけでなく遠方からもリピーターが訪れるお店など、話題のお店ですので、パン好きなら一度は訪れた事があるかもしれません。パンは嫌いな人が少ないので、実は友人宅やパーティーの手土産や職場への差し入れにも喜ばれます。都内なので、職場の近くや通勤の途中で是非試してみてください。思わずリピーターになってしまうかも。

パリ、日本を初めシンガポールや韓国などにも出店している「GONTRAN CHERRIER(ゴントラン シェリエ)」。こちらは、日本ではファッションでお馴染みのベイクルーズグループが運営しているので、魅せ方もオシャレ。なんといっても一番人気はクロワッサン。

お店は、渋谷に3店舗、コレド日本橋や新宿サザンテラスにもお店があります。

ニューヨークの老舗ベーグルショップの「エッサ・ベーグル」。そこで修行した方が白金にオープンしたのがこの「マルイチベーグル」。国産小麦・塩・天然酵母・麦芽・水を基本として、砂糖は不使用。本場ニューヨークのベーグルの特徴、むっちり、ずっしり、中身も具沢山のボリューム満点を再現しています。

今では当たり前のように使われている「カフェ」、「ブラッスリー」、「ブーランジェリー」などの言葉を日本に定着させた、日本のオープンカフェの元祖もいえるのが、オーバカナル。ここの「フィセル オ ブール」は、たっぷりバターが塗られたバケットで、コストパフォーマンスもとてもいいので、人気です。

2015年春に二子玉川にある二子玉川ライズ・テラスマーケットにオープンして以来、テレビや雑誌で話題のマヨルカ（Mallorca）。看板メニューの「エンサイマーダ」は、焼き上がり時間にあわせて来店しないと買えない状態が続いているそうです。

そのエンサイマーダだけではなく、パン好きに注目されているのが「トリハ」。手にとった瞬間ずっしり重さを感じる、たっぷり卵液を吸い込んでいるフレンチトースト。トリハ専用に開発されたパン生地を、そのままでは固すぎて美味しくないってくらいしっかり焼き上げているので、型崩れせずしっかり手で持てます。

吉祥寺のダンディゾンのお店のキャッチコピーは、「毎日食べるパンだから」。過剰に含まれる添加物を減らし、自然の美味しさをそのまま生かす「本来の食」が私との共通点と、自然派栄養士・ソムリエの麻乃じゅんさんも紹介しています。

武蔵野の自然を表現したようなお洒落なパン屋のダンディソンは、日々の食卓に並べたいパンが揃っています。それだけではなく、大切な人への心のこもった贈り物にもなる、オールマイティーなパンたちもあり、リピーターが絶えません。

フィンランドで、多くの方が愛するコーヒーと一緒に食べるものが「シナモンロール」。シナモンロールはフィンランドの家庭では日常的に作られているパンで、サイズの大小や食感の違いなど、お店や家庭によってさまざまです。フィンランド語ではコルヴァプースティ（korvapuusti）というこのお菓子、直訳すると「（平手打ちされて）つぶれた耳」という意味で、実際につぶれた感じがカワイイ形状のものもあります。

東京の吉祥寺にある「モイカフェ」では、「ヘルシンキベーカリー」や「ムーミンカフェ」と同様に、フィンランドのシナモンロールが楽しめます。

パリで愛されているブーランジェリー「RITUEL（リチェル）」。昨年自由が丘で日本1号店、続いて11月にオープンした表参道の2号店も、行列ができるブーランジェリーとして各メディアでも取り上げられています。

パリジェンヌをもすっかり魅了した看板の「クロワッサン」や、旬のフルーツとナッツを組み合わせた「エスカルゴ」はパン好きなら必食。石床式のオーブンで焼き上げたパンは、濃厚なバターの香りをまとい、ずっしりとした重量感とは裏腹なザクッと軽快な食感がリピート間違いなし。

2007年に惜しまれつつも閉店した中目黒の人気パン店『ラ・ブランジェ・ナイーフ』が、昨年世田谷線若林駅近くに待望の復活をしました。この新店では国産小麦100%のパンが色々焼かれています。

国産小麦ゆめちから100%、加水100%、自家製酵母ホップ種とレーズン種を使用し約20時間熟成して焼かれたシリアル・ブレッドや、「ゆめちから」70%「キタノカオリ」30%のパン・ド・ミーもしっとり、焼くと外カリっとして美味しいイギリスパンなど、毎日丹誠込めて焼かれるこだわりのパンが並びます。パン・ド・ミーやエッグロール（ブリオッシュ）にジャムや果物をのせたオリジナルタルティーヌを作ってみては？

手頃な価格で幅広い層がデイリーに楽しめるパンが毎日20種類以上並んでいるので、早くも世田谷を代表するパン屋として人気店となっています。

NYで20年以上愛されているベーカリーのクロワッサンは、素材も味もハイレベルです。本来は小麦粉で作られているクロワッサンですが、ここの「ホールウィートクロワッサン」は、小麦粒の胚芽やふすま、胚乳部分の全てを粉にしているため、ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれています。ホールウィートは「パサつき」や「味気無さ」といった印象がありますが、パサつくどころか、もっちもち&ふんわりジューシーで、クロワッサンの中でもかなりハイレベルです。

クロワッサンの濃厚な味わいとプレッツェルのしょっぱさのバランスが格別で、食べ応えもしっかりした「プレッツェルクロワッサン」。これに慣れてしまうと普通のクロワッサンでは物足りない！と言われるほどクセになる個性的なパンです。

代官山T-SITEの手間にある代官山 ヒルサイドパントリー。ここの天然酵母のクロワッサンは、食べ続けても飽きない味わい。バターも強く主張しすぎず、生地とのバランスが良く、時間が経って生地がバターに負けてフニャフニャにもならないそうです。そこがリピーターが絶えない要因かもしれません。