ぶぶあられ漬物ドレッシング
京都 森乃家 京都府京都市下京区猪熊四条下る松本町284-2
“フリーズドライの漬物”が有名な「京都 森乃家」。独自の技術で乾燥させた漬物は、インパクトがあり、メディアで紹介されることも多々あります。海外に赴任したわたしの友人が日本から送って欲しいモノのリストに漬物を入れていたことから、同店のフリーズドライ漬物「都のつけもん 菜乾(さいかん)」をプレゼントしたことも。乾燥しているので日持ちもしますし、必要な際に水で戻すカタチなので、保存食や土産品にぴったりです。そんな森乃家の商品で今回わたしが注目したのが、「ぶぶあられ漬物ドレッシング」シリーズです。
デザインもなかなか尖がったこちらの商品。ドレッシングというネーミングも思い切りというか“覚悟”を感じます。内容はお茶漬けの素に入っているようなあられとフリーズドライ漬物です。こちらのドレッシングシリーズは、「加茂なすしば漬け」「みぶ菜漬」「聖護院大根沢庵」「刻みすぐき」「赤かぶら漬」の5種類。わたしは彩りがキレイな「加茂なすしば漬」を選びました。同店が推奨する食べ方はドレッシングだけにサラダへのふりかけ。
続いてお茶漬けやおかゆなどご飯のお供、また、そのまま食べるおやつとしての提案もしています。オススメに従い、まずはサラダをいただきます。あられの食感、そして柴漬けの味わいがいいアクセントになりますね。後半は“味変”ではないですが、試しにオリーブオイルを少し追加。その結果、よりドレッシングっぽく機能しました。そして、お茶漬けは想像を裏切ることのない安定感ある仕上がりに。賞味期限などからなかなか贈ることが一般的ではない漬物。その制約を取り払ったフリーズドライ漬物をアレンジしたオシャレな万能型和風トッピング。そんな逸品を手土産にいかがでしょう。
京都 森乃家 京都府京都市下京区猪熊四条下る松本町284-2
※掲載情報は 2016/03/02 時点のものとなります。
コピーライター、グルメガイド
菅野夕霧
コピーライター、PRコンサルタント、Yahoo!ニュース配信元の『市ケ谷経済新聞』編集長。グルメや酒、沖縄離島旅が趣味。特にランチは“狙い”を定め、日々電車に乗って都内を中心に食べ歩いている。甘いモノを苦手としている関係で、“甘くない”土産の逸品を追求中。現在、All Aboutグルメガイドとして老舗店を紹介する「100年店ランチ」、日本トランスオーシャン航空の機内誌『Coralway』にて、「小さな島の小さな食堂」を連載中。著書に『ヤフートピックスを狙え』(新潮社)など。