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店内に入ると焼きたてベーグルがずらり!
ニューヨークスタイルのベーグルをご存知ですか?日本でもカフェやベーカリーでよく目にすることのあるベーグルですが、本場ニューヨークのベーグルは……想像以上にむっちり、ずっしり、中身も具沢山のボリューム満点です。初めて食べた時は本当にびっくりしたのを覚えています。歴史あるニューヨークのベーグル店の多くはユダヤ人たちによって営まれていて、朝は出勤前のニューヨーカー達でとても賑わっています。ベーグルの種類を選び、ショーウィンドウから好きなフィリングを選んでその場で挟んでもらう。フレーバー付きのクリームチーズやスプレッド、サーモンや野菜のデリ系、卵やサラダ等組み合わせも自由で何通りもあるのでその日の気分で作れて飽きないのも魅力です。
そんなニューヨークの老舗ベーグルショップの中でも頻繁に通っていたのが、マンハッタンのミッドタウンにある「エッサ・ベーグル」。日本の観光ガイドにもよく紹介されているのでご存知の方も多いかもしれません。このお店は陽気なユダヤ人のおじさんたちが大勢で一生懸命働いていて、いつも行くと片言の日本語で話しかけてくれます。日本語メニューもあり、とても親日的!沢山中身をサービスしてくれたり、一度ベーグルサンドウィッチの包み紙に「目がきれい」と謎の褒め言葉が日本語で書かれたりしていたりしたこともあります(笑)。そんな朝からお客さんを幸せにしてくれる人気ベーグル屋さんがみんな親日的で日本語堪能なのは、かつてここで修行し、学んだ日本人の女性が居たからで、その女性こそが、この白金高輪にあるマルイチベーグルのオーナー様なのです。
ニューヨークで食べたベーグルに魅了され、日本で手に入る場所がないのかと探した人が行き着く先がこのマルイチベーグルなのです。お店の奥には、ベーグルを茹でる大きな寸胴やオーブンがあり、お店で大事に毎日作られている様子が伺えます。ベーグルのみの販売、具沢山の作り置きのサンドウィッチの販売、そしてもちろん自分でベーグルと中身を選んで作っていただくこともできます。販売方法も、感じの良いお店の方の対応も本場と変わらなくて朝から嬉しくなります。ベーグルのみは7時から、サンドウィッチも8時から購入可能なので、ちょっと早起きして出勤前に立ち寄ったりしたら、素敵に一日が始められるに違いありません。ボリューム満点なので、違う種類のベーグルを何種類か買って、おうちで切り分けて色々な具材を準備して、組み合わせを楽しむベーグルパーティーなんかも楽しいアイディアではないでしょうか。
※掲載情報は 2016/03/01 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ケーキデザイナー
鈴木ありさ
幼少時代からアートや海外のパーティーに興味を持ち、大学ではビジュアルアートを専攻。学生時代に訪れたボストンでケーキビジネスの存在を知り、日本にもスペシャルティーケーキの文化を広める存在になる事を決意。本場の技術を学ぶため、NYにあるThe Culinary Institute of America ペイストリーアーツ学科に進学。ケーキデコレーション第一人者であるBetty Van Norstrand氏と全米最高峰との呼び声も高いケーキデザイナー Ron Ben-Israel氏の元で学ぶ。二年次には学校代表でコンペティションでのセンターピースを任され金賞と最優秀賞と獲得。卒業後、元ファッションデザイナーCharlotte Neuville氏のケーキビジネスに一から携わりシニアアシスタントとして約2年間様々な作品制作を任される。2014年1月より5年ぶりに日本帰国。日本へSpecialty Cakeの文化を届けるという留学の本来の目標を達成すべく、独立。ウエディングやイベントでのデザインケーキ、デザート製作と共に、雑誌やウィンドウディスプレイ様の展示や撮影を目的としたケーキも製作している。