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2020年には東京オリンピックも開催されるため、国を挙げて様々な施策も行っており、ここ数年、訪日外国人の数は年々増加しています。来日されている外国人の方へのお土産に、四季や情緒を感じられる日本らしい食べ物は選んでみてはいかがでしょうか。今回は、外国人の方にも人気な銀座で買えるお土産を紹介します。
最中やかりんとうなどの和菓子から、マカロンやフィナンシェなどの洋菓子まで、日本を代表するモノを選んでみました。日本の良さを知ってもらえるきっかけになる、ぴったりなものばかりです。
1:銀座本店でしか手に入らない花椿がかたどられた「マキアージュショコラ」
海外でも知られている「SHISEIDO」ブランド。銀座に行く方なら、今年で140年を迎える【資生堂パーラー】の名前は、一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。お店では定番のチーズケーキなどはもちろん、ここでしか手に入らない生ケーキなど魅力的な商品がありますが、美容ライターの前田紀至子さんのオススメなのが、「マキアージュショコラ」というボンボンショコラです。一つ一つ花椿がかたどられた10色のカラフルなボンボンは、バナナやローズ、シャンパンにミントなど複数の味が味わえます。また、銀座本店でしか手に入らないというプレミア感も、お土産としてはポイントが高いのもまた魅力です。
2:季節ごとの素材が餡に練りこまれた「白いマカロン」
次は、飲食店系のお土産を紹介します。東京の銀座にある【六雁】は「スーパー割烹」をコンセプトに掲げる日本料理のお店です。こちらのお店でコースの最後のデザートとして提供されているこの「白いマカロン」は「若い人たちにも、もっと和菓子の美味しさを知ってもらいたい!」という想いから、マカロンを和のテイストで仕上げたのがもともとのはじまりなんだとか。フードアナリストの西岡麻央さんは、季節ごとに数種類の味わいを白味噌の餡に練り込んで楽しませてくれる、無着色、無香料で身体にも優しい白いマカロンと紹介してくれています。予約しないと手に入らないマカロンです。
3:一見フィナンシェのようにも見える焼き菓子「しっとり焼き」
こちらは、その拘りの素材や味をお菓子で楽しませてくれる、スイーツコーディネーターの松本由紀子さんに紹介していただいたのは、「銀座 うち山」の「しっとり焼き」。種類はプレーン、みそ、からすみ、実山椒、ごまだれの5種類で、一見フランス菓子のフィナンシェのように見えますが、しっとりでねっちりした食感は、洋菓子とは一線を画する仕上がりになっているんだそうです。現在は銀座三越のみでの販売で、お茶請けにはもちろん、お酒のあてにもピッタリだそうですので、甘いものが苦手な男性の方にも、喜ばれる手土産の一つです。
4:一際目立つガラス張りのパティスリーの大人の「ダックワーズ」
紹介者のフードジャーナリストのはんつ遠藤さんが銀座の小学校に通っていたころは、世界的ブランド装飾店が軒を連ねる1~4丁目よりも、5~8丁目、特に7~8丁目は高級クラブなどもあり格段に輝いていたそうです。そんな銀座8丁目にある一際目立つガラス張りのパティスリー【MARQUISE(メルキーズ)】。こちらの「ダックワーズ」は、アーモンド風味のメレンゲを使った、マカロンよりもふわふわっとした感じのやや甘めの焼菓子で、ラズベリーのほんのりとした酸味がいいフランボワーズ、レモンの爽やかな風味が広がるシトロン、優しいチョコレートテイストのショコラ、そのものずばりの粋な抹茶の味わいが広がる抹茶、きなこと黒ごまの香ばしさが活きる黒ごまなど、5種類。銀座の華やかさも感じられる、銀座にぴったりな手土産です。
5:小箱に入った宝石「パート・ド・フリュイ」
銀座四丁目の交差点のそばの時計があり、銀座のランドマークとして知られるのが、銀座に本館を構える【和光】です。こちらでは、時計をはじめ、宝飾品、や時計など扱っていますが、そのきらびやかさを感じられるお菓子もあります。フランス菓子・料理研究家の大森由紀子さんに紹介してもらったのは、フランスの伝統的なフルーツゼリーとして知られる「パート・ド・フリュイ」。ゼリーが2層になっていて、その2層もそれぞれの厚みを変えて味のバランスを取り、味も爽やかな印象があるんだそうです。風味は、青りんご、ミント、オレンジ、カシスなど合計6種類で、「WAKO」の文字が刻まれた小箱は、これぞ銀座土産という風格を感じさせる手土産です。
6:味の違いを感じる不思議な「かりんとう」
明治42年(1909年)の創業の銀座【たちばな】の「かりんとう」は、種類も細めの「さえだ」と太めの「ころ」の二種類あり、味付けは1種類ですが、それぞれで味が異なる不思議な「かりんとう」です。種類も豊富で駄菓子と呼ばれるものから、高級なものまでいろいろと販売されていますが、歴史のあるお店の「かりんとう」は食べればその違いに気付くはずです。包装などもしっかりしているため、「かりんとう」ですが十分に高級感がありますので、手土産でも使用できる定番の和菓子です。
7:和菓子では絶対に外せない最中を買うなら「空也もなか」
創業1884年(明治17年)の和菓子店「空也」。こちらの「空也もなか」は、かねやひょうたんを叩きながら行う空也念仏「鉢叩き」に由来しているから、ひょうたんの形をしているんだそうです。味はもちろんおいしいですが、紹介者の日本文化の伝道師/JTCL代表取締役の神森真理子さん曰く、購入する場合は予約必須ということですので、必ず連絡をして手に入れるようにしてください。
8:見事な形、大きさ、まさに粒ぞろい「栗甘納糖」と「渋皮付栗甘納糖」
縁起もとってもいい栗。食べ応えも見ごたえもある栗のお菓子を、おもてなしマエストロの佐野由美子さんに紹介していただきました。銀座鈴屋の「栗甘納糖」と「渋皮付栗甘納糖」は、見事な形、大きさ、まさに粒ぞろいの迫力があり、上等品として使われているので、一粒一粒がきれいな形に作られています。見栄えがよくて縁起もいいので、渡す際は由来も一緒に話せば、きっと喜ばれるお土産になることは間違いありません。
9:昔ながらの和菓子の雰囲気と新しさが同居した「ひと口菓子」
日本のお土産なら、和菓子は外せません。四季などを感じさせることもできる、とっても奥が深いものです。積水化学工業株式会社 秘書の森川昌巳さんに紹介してもらった【HIGASHIYA】の「ひと口菓子」は、昔ながらの和菓子の雰囲気を感じさせるそうで、例えば、「路考茶」という栗菓子にはブランデー、「柑子(こうじ)」というかぼちゃ菓子にはクリームチーズと、他ではなかなか食べられない組み合わせの和菓子です。カフェも併設されているので、そこでお気に入りの和菓子を探すのもいいですが、思い出にも残るリラックスしながら和菓子を楽しめます。一口サイズですが、そのひとつひとつを見ても素材の使い方に斬新さを感じさせ、見た目もびっくりさせるとっても日本らしいお土産です。
10:日本人が愛してやまない「あんぱん」
最後は、日本人が愛してやまない、歴史のあるモノを紹介いたします。永遠の定番として昔から愛されているパンの一つ、あんぱん。その元祖である銀座木村家は明治7年に創業した老舗。桜、けし、小倉、白、うぐいすの5つのあんぱんは、いまでも不動の人気を誇ります。自然素材だけを使用し手間暇かけて作られたパンは、伝統を守り昔ながらに作られ、東京土産、贈答品としても使われるほど。その素朴で高級感ある深い味わいは、一度は口にしたいパンのひとつです。
※掲載情報は 2016/02/29 時点のものとなります。
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