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多くの料理に使うことができる「椎茸のパテ」
椎茸は日本を代表する食材の一つ。日常的に気が付かずに食べているかもですね。煮たり焼いたりゆでたりと調理法も多様で、私の大好物であります。
そんな椎茸好きの私に友人が教えてくれたのが、今回の品で宮崎から届いた椎茸のパテなんです。
これまで多くの椎茸を加工した食品を見てきましたが、今回のパテの美味しさにはまさにビックリ仰天!
余りにも美味しくて、早速宮崎の美郷町に行ってきました!ごらんのように杉林の一角に様々な生産者の原木が整然と並び、椎茸がにょきにょきと出てきます。地面は湿っていて、時折の日差しが椎茸の傘を乾燥させ、多少の切れ目が入るものがいいそうです。
肥料や農薬を使わずに原木が持つオーガニックな環境で育った椎茸。これをペースト状のパテに仕立てたアイデアにまず脱帽。パテにすることによって、サラダ、カナッペ、パスタやスープの具材など、多くの料理に使うことができます。もちろん、そのまま食べても美味しい!
私が最初に浮かんだアイデアは、まずはそのままいただく。次はご飯にのせて海苔といただく。
合わせるお酒は白ワイン。お気軽なワインでもこの椎茸のパテのおかげで美味しく感じるんですね。
鹿児島から嫁いだ岡本光さんは、とっても可愛らしく、そして縁得るギッシュ!5歳になるお嬢さんを上手にあやしながら、地元のマーケティング会社と商品開発の打ち合わせに余念がない。会議室ではなく、自宅の広いリビングルームで行われているというなんともいい環境で頑張っています。
出てきた言葉は「あ~幸せ」。料理は幸せを運んでくるのかもしれません。
大正元年創業の老舗椎茸会社に嫁いだ若き経営者のコンセプトは「古くからある干し椎茸を、若い人にも手に取りやすいお洒落なイメージに変えたい」ということ。パッケージもオシャレで、確かにこれまでなかった商品がこれから大ブレイクまちがいなし!
※掲載情報は 2016/02/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードビジネスデザイナー
嶋啓祐
全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れています。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」になります。毎月地方に足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一になった美味しいお米ゆめぴりかの産地)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼などあんかけ系、豚足、焼酎。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。2018年より自宅料理コミュニティ「ビストロ嶋旅館」を主宰。