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横浜ビール醸造所
【数量限定特別販売】横浜ビール クリオロエール
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これもひとつのBean to Bar、なのかも？
カカオには大きく3つの種類があります。風味豊かなフレーバービーンズである「クリオロ種」、「トリニタリオ種」と、チョコレートのベースビーンズとなる「ファラステロ種」です。「クリオロ種」は苦味が少なく豊かな香りをもち、古代から使われていましたが、病害虫などに弱く19世紀に一度は絶滅したとも言われ、そして、現在も世界の生産量のおよそ5％という希少な品種です。そんなクリオロ種のカカオを100%使用したチョコレートにこだわり、原料としてくわえ醸造する、今年で4年目を迎える『横濱元町クリオロエール』。
ビール文化発祥の地である横浜で1995年からビール醸造を行う横浜ビール株式会社と、1981年から横浜元町でフレンチレストランを営む横浜元町霧笛楼のコラボレーションで毎年限定醸造しています。一般にチョコレートビールと言われるものの多くは焙煎により作られたチョコレートのような香りを持つ「チョコレート麦芽（モルト）」で醸造したもので、実際にチョコレートが加わっているのはさほどありません。しかしながらこの『クリオロエール』は、「クリオロ種」を使ったフランス・ブラリュ社のクーベルチュール「マダガスカル」を使用。手作業でカカオを焙煎したこのクーベルチュールはカカオ分が80%ありながら、そのまま食べてもまろやかで上品な味わいで驚きのおいしさです。
昨年あたりからチョコレート業界で話題の「Bean to Bar」。これはカカオの種類や産地にこだわり、製法などを管理して作る板チョコ（Bar）のことを指しますが、このビールも原料のカカオにとことんこだわり、カカオとモルトから生み出される上品で深いコクと酸味の素晴らしい味わいが“ビアBar”で楽しめる……これはまさに新たな「Bean to Bar」とも言えるかもしれません。
男性的なおいしさは料理にもスイーツにもおすすめ
「年々力強い味わいになるようにシフトして、バレンタインギフトとして男性にも喜んでもらえるおいしさに仕上げました」と横浜ビール醸造長の五條芳範さん。デミグラスソースや赤ワインなどを使った肉料理に、そしてもちろん、ショコラのカヌレやベリーソースのスイーツなどとも相性抜群です。
そしてこのビールの持つ上品で複雑な味わいに魅了されたのが、横浜野毛の都橋商店街でビアバー『ウナ カサ デ グビグビ エルヌビチノ』を営む加治正慶オーナー。ビアジャッジとして国内外で活躍する彼の店では、その卓越した舌で選びぬいたビールを提供するだけでなく、それぞれのビールの魅力を引き出すために、温度やグラスにもこだわり、また、“お癇ビール”を味わえる店としてもビールファンの間でも有名です。常に研究熱心な加治氏とチーズスペシャリストの『ユーロ・アール』（学芸大学）の鈴木荒太氏がタッグを組み、現在、このビールでウォッシュした『クリオロチーズ』を特別熟成しているそう。チーズは、2月下旬から3月上旬に完成予定。加治氏の店で『クリオロエール』と一緒に味わえます。
バレンタインにこの『クリオロエール』で愛を伝え、ホワイトデーのお返しには、横浜デート＆特別なチーズ『クリオロチーズ』を楽しめたら、2人の愛もさらに深まることまちがいなし、ですね。
※日本では法令上発泡酒に分類されます。
- 紹介しているお店
- 株式会社横浜ビール
※掲載情報は 2016/02/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ビアジャーナリスト/パンコーディネーター
宮原佐研子
日本パンコーディネーター協会認定パンコーディネーター、日本ビアジャーナリスト協会所属ビアジャーナリストとして日本ビアジャーナリスト協会HP、雑誌『ビール王国』（ワイン王国）、世界22カ国158本のビールを紹介するe-MOOK『ビールがわかる本』（宝島社）、ビアエンタテインメントムック誌『ビアびより』（KADOKAWA）他執筆。『ビール王国』では、「コンビニ限定うんまいビア ペア」で、コンビニエンスストアで買えるビールとパンのペアリングを連載。日本パンコーディネーター協会主催の講座「ワインよりおすすめ？パンとビールのおいしい関係」でパンとビールのペアリング体験講座も実施。
