バレンタインには“ハート”のシャンパン「デュヴァル=ルロワ」

バレンタインには“ハート”のシャンパン「デュヴァル=ルロワ」

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シャンパンメゾン『デュヴァル=ルロワ』の本拠地コート・デ・ブランのヴェルテュ村は、鳥瞰すると“ハート”のように見えるので、デュヴァル=ルロワではラベルやミュズレにかわいいハートを使っています。

 

オーナーはキャロル・デュヴァル=ルロワで、1991年から亡き夫の遺志を継いで、メゾンを切り盛りしています。シャンパン業界では、昔からヴーヴ・クリコ(クリコ未亡人)やマダム・ボランジェのように知的で行動力のあるマダム達が活躍していましたが、キャロル夫人は、今を生きるクリコとして、幅広い活動をしています。

 

そのひとつがソムリエの育成で、フランスの『ヨーロッパ最優秀ソムリエ・コンクール』や『最優秀若手ソムリエ・コンクール』等のほか、我が国においても日本ソムリエ協会が主催する『ソムリエ・スカラシップ』のスポンサーとして入賞者にフランス研修ツアーを贈呈しています。ご子息3人(ジュリアン、シャルル、ルイ)も立派に成人して、3本の矢となってキャロル夫人を支えていますが、彼女の偉大さは、自分の子供だけでなく、シャンパン界&ワイン界全体の教育・育成に力を入れているところです。

 

それを象徴しているのが、トップキュヴェの『ファム・ド・シャンパーニュ グラン・クリュ』で、“ファム(女性)”と命名されています。このシャンパンこそ、まさにキャロル夫人そのもの、偉大なファムです。

ベリー系果実やマカロンと合う甘口のロゼ

バレンタインには“ハート”のシャンパン「デュヴァル=ルロワ」

『レディ・ロゼ・セックNV』の糖分添加量は25g。適度な甘さが魅力のロゼ・シャンパンです。M.O.F.(フランス国家最優秀職人賞)との交流も盛んなキャロル夫人は、このロゼとM.O.F.であるピエール・エルメのマカロンでコラボも行いました。

 

バレンタインデー直前の週に、日比谷・松本楼で、デュヴァル=ルロワのサンドリーヌ・ロジェット=ジャルダン醸造責任者を迎えて、ワインメーカーズディナーを開催したのですが、デザートに登場したのが、ヨーグルトとフロマージュ・ブランのムースにベリーを添えた一品でした。野イチゴのコンポートを彷彿とさせるロゼとイチゴの相性はとても良く、ヨーグルトとシャンパンの酸味もバランスよく融合していました。

 

今年のバレンタインデーは是非、シャンパンを!

 

デュヴァル=ルロワのシャンパンのなかから、お好みのハートを選んでみませんか?

※掲載情報は 2016/02/13 時点のものとなります。

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キュレーター情報

青木冨美子

ワインジャーナリスト

青木冨美子

NHK、洋酒メーカーを経て、現在フリーランス・ワインジャーナリスト。(一社)日本ソムリエ協会前理事、機関誌『Sommelier』前編集長。17世紀、3つのコトー(丘陵斜面)で造るシャンパンの愛好家によって組織された「オルドル・デ・コトー」が起源の由緒ある団体『シャンパーニュ騎士団』から2009年5月シュヴァリエ(騎士)受章、2012年5月には、オフィシエ(将校)受章。2013年4月オーストラリアワイン名誉スペシャリスト受賞、ワイン本の執筆や監修、企業向けのワイン講師。『NHK文化センター青山校』、『ホテルオークラ ワインアカデミー』専任講師。Facebook『ワインのこころ Non Solo Vino版』でワイン情報発信中。著書に『おいしい映画でワイン・レッスン(講談社)』、『映画でワイン・レッスン(エイ出版)』監修『今日にぴったりのワイン(ナツメ社)』ほか。

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