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今はなき銀座のランドマーク、ホテル西洋銀座のマカロンショコラでノスタルジックに
毎年バレンタインの季節になると生徒さんがたがワクワクそわそわして私たちも楽しい気持ちになります。教室でもガトーショコラやトリュフ、生チョコなど美味しいお菓子を色々お教えしていますが、忙しくて間に合わない子たちに、おすすめのチョコレートはどちらですか？と聞かれることもよくあります。そのような時にイチオシでおすすめしているのがホテル西洋銀座さんの「マカロンショコラ」です。
甘さが軽くて、お酒にも合うので甘いものが苦手な男子にも好評で間違いのない美味しさです。しかもホテル西洋銀座さん製というところがひとひねりでお気に入りです。我が家にはホテル西洋銀座さんは特別なホテルでした。最寄ということもあり、家族の集まりや子供の行事などでよく伺わせて頂きましたが、クラシックな佇まいにスマートで温かいサービスが本当に素敵なホテルでした。
意外に知られていなかったのですが、ホテル西洋銀座さんにはデリカテッセンとペストリーブティックがあり、そちらも最高級ホテルのお味が気軽に楽しめてとても便利なお店でした。近年の銀座の再開発で惜しまれながらクローズしてしまったホテル西洋銀座さんですが、デリカテッセンとペストリーブティックは松屋銀座さんや東京駅の大丸さんなどに出店されて残ったことが救いでした。いずれのパンもケーキも正統派の美味しさでおすすめなのですが、私がバレンタインに大事な方々に差し上げる一品に選ぶものはマカロンショコラです。
元々はラムレーズンのプレーンなタイプが通年販売のベースなのですが、季節によって秋は栗、冬はショコラ、のように限定のフレーバーが発売されるのです。ホテル西洋銀座さんのマカロンはヨーロッパ系のふっくらむっちりしたマカロンと違っていて、なめらかで薄くてしっとりした食感のオリジナリティある形とお味です。
薄氷が貼ったような表面は儚げにサクっとして、他のマカロンとは一線を画しているのです。マカロンショコラはガナッシュと苺のプリザーブドが挟んであるのですが、薄い儚いマカロン生地に甘酸っぱい苺と甘さ控えめのガナッシュという計算しつくされたコンビネーションは、直径5センチほどの焼き菓子とは思えないほどの満足感と幸福感を頂けるのです。
大好きな男子だけでなく、大切なお友達や大事な家族、どなたに差し上げても喜んで頂ける逸品と思います。幻のホテル西洋銀座さんのマカロンショコラで幸せのお福わけ、いかがでしょうか？
パティスリー 西洋銀座 松屋銀座本店
東京都中央区銀座3-6-1
松屋銀座本店 地下1階 食品 GINZAフードステージ
TEL：03-3567-1211（大代表）
※マカロンショコラの販売は終了しております。
※ラムレーズンのプレーンなタイプが通年販売しております。
※掲載情報は 2016/02/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
田中伶子クッキングスクール校長
中村奈津子
日本女子大学食物学科卒業後、全日本司厨士協会に就職。ニューヨークのニュースクール、フィレンツェのラ・フォールアカデミー、香港鴻星料理学院で学ぶ。2006年ニューヨーク駐在時より料理教室「LOVELY TABLE NEW YORK」を主宰。2009年帰国後、実家田中伶子クッキングスクールに勤務。2012年「LOVELY TABLE GINZA」開校。現在もニューヨークを行き来する活動をしている。
PHP研究所発行月刊誌「JAPAN CLOSE-UP」に料理記事連載。光文社「VERY」「女性自身」などに寄稿。ＢＳフジ阿川佐和子氏の「阿川ごはん」レギュラー出演。日本テレビ「ＺＩＰ！」定期出演中。
主婦と生活社発行「一生作り続けたいおかず～５０年の名門料理教室のベストレシピ１５０」が2014年本屋レシピ本大賞4位入賞。2014年9月講談社発行「本当に作りたい料理、ぜんぶ。」好評発売中。
