1月11日は成人式。晴れて大人の仲間入りをするわけですが、大人になってから楽しむことができるのが「お酒」。種類も豊富で好みのものを見つけるには、飲まないといけませんが、まずはその雰囲気を味わってみるのはいかがでしょうか。今回は、お酒が使われたスイーツをご紹介いたします。定番のラム酒から、日本酒、ブランデー、シャンパンなど、お酒の特徴を生かしたスイーツを揃えてみました！成人のお祝いに手土産を持っていくなら、ぜひ大人の味を選んでみてはいかがでしょうか。

ラム酒とは、サトウキビの廃糖蜜または絞り汁を原料として作られる蒸留酒。ケーキやタルトなどの焼き菓子の風味づけに使われたり、レーズンなどドライフルーツに漬け込んで使われることもあります。そんなラム酒を使ったWagashi asobiの「ドライフルーツの羊羹」を紹介してくれたのが、料理研究家・テーブルコーディネーターの磯部作喜子さん。ドライフルーツと羊羹の組み合わせに最初はピントこなかったようですが、一度食べてみるともう一切れ、もう一切れ、と口に運んでしまうほど、ラム酒漬けのドライフルーツとこしあんの組み合わせにはまってしまったそうです。ぜひ成人の方への手土産に選んでみてはいかがでしょうか。

先程のはあんこでしたが、今度はチョコレートとラム酒の組み合わせのスイーツを紹介いたします。横浜は元町にある1924年創の喜久家洋菓子舗では、いろいろなスイーツが販売されていますが、中でも人気なのが「ラムボール」です。ラム酒に1ヶ月も漬け込んだレーズンやナッツ類をスポンジ生地に混ぜ込み、チョコレートの中で2、3日寝かせて発酵させて作るお菓子で、紹介者のおもてなしマエストロの佐野由美子さん曰く、一度食べたら病み付きになる奥の深～い味わいなんだそうです。ウィスキーやシャンパンなどの洋酒に合うようですので、成人の記念に手土産でも持ってぜひ一緒に楽しんでみてください。

世界では様々なお酒がありますが、今、世界でも注目なのが日本酒。フレンチなどの料理店で出されたり、きき酒師の資格を取りに日本にくる方もいたりするほどです。そんな注目の日本酒を使ったスイーツを、ホテル評論家/旅行作家の瀧澤信秋さんに紹介してもらいました。東京駅のちかくにあるパレスホテル東京が作る日本酒ケーキ「壱ノ壱ノ壱」。ホテルオリジナルの純米吟醸酒である「壱ノ壱ノ壱」と、新潟の銘酒「八海山」の酒粕が使われており、食べるごとにしっかりと日本酒の香りを味わうことができるんだそうです。桐箱と熨斗紙で包装されているので、手土産にも使える豪華なスイーツです。

米どころと呼ばれる場所は、お酒も美味しく酒造メーカーも多いです。新潟県もごたぶにもれずお米もお酒も美味しい地域ですが、新潟県にある麒麟山酒造の吟醸酒「麒麟山」を使ったのが、しょこら亭の「麒麟山吟醸利酒ショコラ」。こちらを紹介してくれたが、株式会社寿商店 常務取締役の森朝奈さん。おちょこの中に「麒麟山」がたっぷりと練り込んだ生チョコレートが注がれており、一口たべるごとに生チョコの食感と日本酒の香りを味わうことができるんだそうです。種類も2種類ありますので、スイーツが苦手な方にも送ることが相手の好みに合わせて、選べるのも魅力です。

パーティーなどの乾杯ドリンクとしても使用されることが多いシャンパン。その中でも高級シャンパンとして知られているのが、この「ドンペリニヨン」です。そんなドンペリニヨンが使われたのが、OVALE(オヴァール)の「シャンパンケーキ」です。契約した養鶏場から仕入れた平飼い有精卵を使用し、焼き立てのスポンジケーキを1ヶ月間ほどドンペリニヨンを浸し寝かせた、手間隙がかかったケーキです。紹介者のスイーツコンシェルジュ アドバンスの佐藤ひと美さん曰く、上品な味わいに変わる賞味期限が切れるギリギリがオススメの食べ方なんだそうです。上品な木箱入りなので、手土産でも使えるスイーツです。

スイーツに使われた洋種で最後に紹介するのが、果実酒からつくった蒸留酒の総称である「ブランデー」です。このブランデーを使ったスイーツを紹介してくれたのが、エグゼクティブセクレタリーの風見幸代さん。バウム尾山台を訪れたら必ず購入しているのがバウムクーヘンにブランデーをたっぷりと染み込ませた「ブランデーバウム」です。風見さんが、「ここまで濃厚なブランデーを楽しめるスイーツはあまり例がない」というほど、ブランデーを味わうことができるスイーツだそうですので、お酒を味わう前に、まずは「ブランデーバウム」で、大人の味を味あわせてみてはいかがでしょうか。