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美しい土地・ロイヤルリゾートで作られるタイ料理のためのワイン
コスモポリタンな街といわれるロンドン。住民の約半分は外国人と言われています。そんなロンドンの街ならではの楽しみのひとつは、各国料理を食することです。
先日、ロンドン中心地・オックスフォードサーカスなどに数店舗の支店があるタイレストラン・パタラ（Patara）にタイ料理好きの友人と食事に行きました。このレストランのバンコク店はタイに住んでいた頃よりのお気に入りのお店で、タイに行く時はいつも訪れています。閑静な住宅街の中にある優雅な一軒家の造りで、ゆったりとした空間と洗練された美しい料理を味わうことができます。
London-Oxford circus
Bangkok-Tonglo
食事前、友人にオススメの料理を紹介していたところ、友人の目にふと留まったのが、今回ご紹介するタイ産ワイン・モンスーンバレーです。
英国ワインの資格を持つ友人が、このモンスーンバレーの白ワイン（コロンバール）を飲んだところ「シャルドネのようにリンゴとハチミツの香りと味わいが美味しく、すっきりとした後味。何よりもタイ料理の辛味とハーブの香りにピッタリ！」と大満足の様子でした。
タイでワインが作られていることに、驚く方もいらっしゃることと思います。
バンコクから2時間半ほど車を走らせると、タイ王室の保養地として古くから発展したホワヒンという気品漂うリゾーチ地があります。国内外でリゾート地として知られるこの土地で「タイ料理のために作られた」といわれるワイン・モンスーンバレーが作られています。余談になりますが、ワイナリーで象に乗ってのブドウ畑の見学も人気です。バケーションでぜひ一度お出かけになってみて下さい！
「ピリ辛のタイ料理にはビール」という黄金の組み合わせがありますが、「タイ料理とワイン」という組み合わせもなかなかのものです。
タイにはワインが似合う空間も多くあります。現地ではタイ料理はビールと共にワインでも楽しまれています。例えば、東京で12月にオープン1周年を迎えた人気のアマンリゾートは、タイのプーケット島にあるアマンプリからスタートしています。一度宿泊する機会があったのですが、もちろん穏やかで上質な時間が約束されていて、素晴らしいタイ料理と共にモンスーンバレーを楽しむことができます。タイの土地で育ったワインはタイ料理には格別に合うものです。
辛味があるタイ料理には、ぶどう本来の果実味や甘みの豊かな白ワインをキリッと冷やして頂くのが良く合い、赤ワインの場合でも少し冷して飲むとタンニンが穏やかになるため良いそうです。（タイ在住経験のあるワインアドバイザー・タカシマユカさんより）
はじめにご紹介したバンコクのタイレストラン・パタラのお気に入りメニューのひとつが、先日レシピをご紹介した＜鴨のタイカレー＞です。
※http://r.gnavi.co.jp/ippin/article-4772/をご参照ください。
タイカレーとモンスーン バレー（個人的なオススメはキリッと冷した 白のコロンバール）のマリアージュ。フェスティブシーズンのおもてなしにはもちろん、毎日のお食事でも、ぜひ一度楽しまれてみて下さい。
※掲載情報は 2015/12/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理講師
小林ひろこ
著書：パパッと簡単！タイ料理／PHP研究所刊
料理・監修：ITADAKIMASU／タイ HWM刊
江戸時代から続く家に生まれ栄養士である母が作る、昔ながらの日本の家庭料理に幼少より慣れ親しむ。
夫の転勤に伴いロンドン、バンコクに在住。
日本では、雑誌の料理連載や学校・企業・大使館・レストラン等での講座やイベントで「基礎を大切にしながらの実践的な料理・マナー講座」を開催する。
・ ル・コルドン・ブルー ロンドン校、バンコク校卒業 ディプロム取得
・ タイ文部省認定 料理学校 卒業
・ タイ料理の第一人者 シーサモン・コンパン博士に料理・食文化を学ぶ
