11月11日はフォアグラ大国ハンガリーが「ガチョウ」一色に染まる!

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ハンガリーと日本をつなげるフォアグラ

皆さんは、フォアグラと言えばどこの国を想像するでしょうか?中には「フランス」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実はガチョウのフォアグラにおける対日本輸出量は「ハンガリー」が近年最も多いと言われています。また日本人の海外旅行人気国ランキングでも毎回50位内に入る「魅惑の国ハンガリー」のお話を、ハンガリー大使館一等書記官のコーシャ バーリン・レイさんにお伺いしてきました。

11月11日はフォアグラ大国ハンガリーが「ガチョウ」一色に染まる!

新ワインで祝う「聖マールトンの日」

ハンガリーは他のヨーロッパ諸国と同様に、ローマ・カトリックのキリスト教文化が根付いている国です。そして、マリアの日、ペーターの日、聖バレンタインの日…など、聖書の中に出て来る人物の名前や、さまざまな聖者たちの名前が365日のうちのどこかに当てはめられているという特徴があります。中でも、11月11日の「聖マールトンの日」は、1年の中で最も盛大に祝う名前の日のひとつです。この日は毎年の新ワインの解禁日です。毎年の11月11日に最も近い週末に合わせて、金、土、日曜日の3日間を通して、ハンガリー全域で聖マールトンの日が祝われています。

聖マールトンの日は、1年の収穫を祝う感謝祭の意味を持つイベントでもあります。地方では民族舞踊、ママさんコーラス、子供たちによる踊りなど、街中の人たちが参加して楽しむ姿を見ることができます。そして新ワインの解禁は、金曜日のディナーから始まります。この日を皮切りにレストランや商業施設で、その年の新しいワインが飲めるようになります。日本では新ワインと言えばフランスの「ボジョレー・ヌーボー」が有名ですが、それは稀なケースで、新ワインとは本来輸出するものではなく、造った人たちが地元で楽しむものです。ハンガリーの22のワイン産地で、それぞれの地域でその土地の新ワインを飲んで祝います。ハンガリーは中央ヨーロッパの主要なワイン産地で、もともとハンガリー領土だったクロアチアや、セルビア北部、ルーマニアのトランシルバニア地方などは、現在もハンガリーの系統を汲むワインを生産しています。

ハンガリーの食文化に欠かせないガチョウ

11月11日はフォアグラ大国ハンガリーが「ガチョウ」一色に染まる!

聖マールトンの日は、新ワインと一緒にガチョウやカモをよく食べます。ガチョウやカモの骨付きのローストを、紫キャベツの千切りをスパークリングやワインで炒めたものを付け合せにして食べることが多いです。ハンガリーでは昔からよくフォアグラが食べられています。実はフォアグラはどこでも作れるものではありません。以前はいくつかの国で作られていましたが、現在ではフランスとハンガリーのみとなっています。これは、昔ながらの伝統や欠かせない食文化を守るという目的で、例外としてフランスとハンガリーのみがフォアグラの生産が認められています。そして、ハンガリーにとってガチョウ、フォアグラ、カモなどは、欠かせないものです。特に「聖マールトンの日」はハンガリー全土が「ガチョウ一色」に染まります。レストランなどでもその日はガチョウしかメニューに並ばないとも言わるほど、特別な雰囲気を味わえます。

11月11日はフォアグラ大国ハンガリーが「ガチョウ」一色に染まる!

【商品情報】フォアグラのパテ(ペースト仕立て)

世界三大珍味の一つとして知られるフォアグラ。ハンガリーのドナウ川流域では古くからガチョウの飼育が盛んです。食材としてのイメージが強いフォアグラですが、ハンガリーではフォアグラが缶詰の形でも広く流通しており、ハンガリー土産でも定番となっています。今回の『フォアグラのパテ』は、ハンガリー産フォアグラをふんだんに使用したペーストとなっております。

原産国:ハンガリー 

容量:65g

※掲載情報は 2014/11/06 時点のものとなります。

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ハンガリー大使館

ハンガリー大使館

中欧に位置するハンガリーは、アジアに起源をもつ騎馬民族であったマジャル人が良質な牧草地を求め現在の地へ何百年もかけて移動し、定住したユーラシア大陸のもっとも西に住むアジアの民の暮らす国で、もっとも東に住む日本人を尊敬する親日的な人々が多く暮らす国でもあります。首都ブダペストは、ドナウの真珠とたたえられている美しい街で、日本人旅行者から「この街を歩いているだけでいつの間にか微笑がでる」との感想も寄せられました。日本の1/4の国土に9つの世界遺産を始め見所やグルメ、ワイン、温泉、音楽などが凝縮されており、訪れる旅人の五感を満たします。食という多様な切り口で皆様にハンガリーの魅力を存分に知っていただけるよう情報を発信していきます。

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