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ハタハタたっぷり発酵調味料の万能選手!
この調味料を使い始めたきっかけは魚醤でした。魚醤とは、発酵させた魚のエキスたっぷりの魚の醤油のことです。中でも秋田県の名物である魚のハタハタを使用した“しょっつる”が大好き。ハタハタのことを色々と検索していくうちに、この調味料と出会いました。
ハタハタは、秋田の“県魚”なのですね。「ハタハタ豆板醤米糀仕立て」は、郷土料理のハタハタ寿司と豆板醤を合わせて漬け込んだ調味料です。豆板醤といえば、中国の発酵調味料。ハタハタ寿司も発酵食品なので、発酵W使いですね。
臭いが気になる方もいるかもしれませんが、これがまた食欲をそそる良い香りなのです。ニンニクや生姜も入っているのでうま味満載でした。ごはんにぴったりだし、炒飯の味付けに使用しても調味料の役割を充分果たしています。また、野菜のディップにしたり、鍋料理のタレに使用したり、料理の幅が広がりそうです。
ハタハタ寿司といえば「三浦米太郎商店」
メイン商品「ハタハタ寿し」をはじめ「はたはたおいる漬」など、ハタハタ商品が数多く揃う名店です。それぞれの商品は「フード・アクション・ニッポン アワード2014」をはじめ、様々な賞を受賞しています。
ハタハタ寿司は、塩漬け処理したハタハタに麹を混ぜた白飯、野菜、昆布などと一緒に容器に入れて、漬け込んだ料理です。三日間の塩漬け、その後酢と水の漬け込み汁で三日三晩漬け込みます。重しをしてさらに丸一日冷蔵保存。材料を混ぜ合わせた後、そこから二週間も発酵させるのです。
昔から秋田県一円で正月に欠かせない料理となっていて、冬の保存食としても親しまれているそうです。まさにこれからが出番ということですね。
※掲載情報は 2015/12/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。