生卵の白身を切りながら混ぜて滑らかに仕上げる棒

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刃物の街・関で買ったちょっと変わった刃物

生卵の白身を切りながら混ぜて滑らかに仕上げる棒

郡上八幡を訪ねた折に、関のサービスエリアで買った小さなおみやげ。1回か2回試して、その後忘れてどっかにいっちゃうんだろうな、なんてなめていたんですが、数カ月経ってまだ便利に使っているのでご紹介します。

 

写真の黄色い棒、長い箸の1本のようですが、先端に小さな刃物が付いています。よく見るとしっかり目が立っていて、なかなか刃物らしい刃物です。何しろ刃物で有名な関市のおみやげですから。で、何に使うかというと、簡単な話、卵をかき混ぜるための棒なのです。そんなの箸か泡立て器で混ぜればいいと思うでしょう。ところがこれ、先端の刃が卵の白身をすっきりカットしてくれて、滑らかに撹拌することができるというものなのです。

卵の白身を切りながら混ぜるので黄身と白身がよく混ざる

生卵の白身を切りながら混ぜて滑らかに仕上げる棒
生卵の白身を切りながら混ぜて滑らかに仕上げる棒

でも正直なところ、そんなにうまくいくものかなと思っていました。が、使ってみた結果がこちらの写真。右が箸で混ぜた卵、左がこの「まぜ卵」で混ぜた卵です。撹拌の回数はほぼ同じぐらい。箸で混ぜた方は白身の固まりが残っていますが、「まぜ卵」で混ぜた方は黄身と白身がきれいに混ざり合っています。さすが関の名工の切れ味!撹拌後の気泡も消えやすい。

 

また、カラザが先端のくぼみに絡んで取り除かれるので、カラザが苦手な人の玉子かけご飯にぜひ使いたい。玉子焼きは白身の固まりが少し残っていたほうが弾力があっておいしいといったこともありますが、オムライスの皮、錦糸玉子、茶碗蒸し、すき焼きなどにはこの切れ味が生きるでしょう。

※掲載情報は 2015/12/31 時点のものとなります。

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キュレーター情報

齋藤訓之

FoodWatchJapan 編集長

齋藤訓之

北海道函館市生まれ。1988年中央大学文学部卒業。レストランビジネスを志していたはずが、レストランビジネスに役立つ本を作る仕事にのめり込む。柴田書店「月刊食堂」編集者、日経BP社「日経レストラン」記者、日経BPコンサルティングのブランド評価プロジェクト「ブランド・ジャパン」プロジェクト責任者、農業技術通信社「農業経営者」副編集長等を経て、フリーランスのライター・編集者として独立。2010年10月株式会社香雪社を設立し、農業・食品・外食にたずさわるプロ向けの情報サイト「Food Watch Japan」をスタート。著書に「入門 日本の七十二侯と旬の食」(洋泉社)、「食品業界のしくみ」「外食業界のしくみ」(ともにナツメ社)、「農業成功マニュアル―『農家になる!』夢を現実に」(翔泳社)、「創発する営業」(共著、丸善出版)、「創発するマーケティング」(共著、日経BPコンサルティング)など。

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