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受け継がれる伝統。こだわり抜いた究極のシュトーレン
フランス菓子界の草分け、棟田純一シェフが展開するサントノーレグループ「ヴォアラ」のシュトーレンは、こだわりを追求した究極の逸品。今回はその美味しさの秘訣を、二代目、棟田直樹シェフに伺いました。
― ひとくち頂いて、まずそのザクザクとした豊かな食感とバターのなんともいえない風味の高さが特徴だなと思いました。こだわりの点を教えてください。
棟田直樹シェフ(以下、棟田)「うちのシュトーレンは父がフランス修業時代より師匠より受け継いだものです。生地にはキャラメルで糖度65%までたかれたラム酒漬けのレーズン、国産オレンジピールを加え、松の実に、仰る通り、たっぷりとクルミを練りこむことで食感にアクセントをつけました。」
― またエピスの香りが一段と引き立っているように感じられますが、何か工夫をしているのでしょうか。
棟田「秘密は桃のコンフィです。桃のコンフィは昨年よりルセットに加えました。いれてみると桃だとは気づきづらいのですが、エピスの香りと相性が良かったので今年もそのまま引き継いでいます。またヴォアラのシュトーレンの美味しさの秘訣は、焼き上った瞬間のシュトレーレンをグツグツのバターにつけて、じゃぶじゃぶと染みこませること。しっとりとして最高の風味を作り出すことができます。」
シュトーレンは常温保存でもゆっくりと楽しむことができるので、この季節のお持たせやギフトに最適。
冷やして頂けば、きゅっと凝縮したバターが舌のうえでじんわりと溶けだし、温めることによってエピスとバターのかおりが全体に広がり、いつもとは少し違う味わいが楽しめるのもシュトーレンのおいしいところ。
クリスマスまであと少し。ぜひこの季節に大切な方と一緒に、ヴォアラのシュトーレンを囲んでみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2015/12/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
PRコンサルタント
藤森もも子
「美・食・住」を軸に、心地よい暮らしに少しのスパイスとエッジの効いたエッセンス。フランスと日本という対極にある2か国に挟まれて、女性としての美しさ、幸せとは何かを模索中。美味しいもの、美しいもの、楽しいことが好き。パン屋の娘。ランニング、カメラ、車がライフワーク。