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「フィオレンティーナ ペストリーブティック」で購入できる2016年の干支をモチーフにした「サル年クッキー」
重厚感あるクラシックホテルや充実したバンケット施設を備えるグランドホテル、広大なリゾートホテルまでデラックスホテルには様々な表情がある。クールでコンテンポラリーな表情を持つ都市型デラックスホテルといえば、真っ先に思い浮かぶのが「グランド ハイアット 東京」だ。六本木ヒルズという立地もそんなイメージとリンクする。
ところで、グランド ハイアット 東京といえば思い出す出来事がある。2011年3月11日の東日本大震災の際、ミネラルウォーターを配布するなど、帰宅困難者の受け入れを積極的に行った。ホテルのゲストを守るということだけではなく、社会におけるホテルの存在意義を改めて認識させられた感動的な温かいエピソードだ。そのクールな表情とは裏腹に、ホテルを包むハートフルなスタッフにも嬉しくなる。
そんなグランド ハイアット 東京で、素敵でハートフルなテイクアウトとくれば、ホテル1階の「フィオレンティーナ ペストリーブティック」だ。世界の洋菓子大会で優勝、受賞歴を持つパティシエたちを輩出してきたペストリーチームによる、ワールドクラスのスイーツを取り揃えている。
新年のオススメは定番の「ガレットデロワ」だろう。「ガレットデロワ」とは日本語で「王様のお菓子」を意味するフランスでは新年に欠かせない伝統菓子である。1月6日のキリスト教の祭日「公現節(エピファニー)」に家族で切り分けて食べ、“フェーヴ”が当たった人は王冠を被り、祝福を受け、その年の幸運が訪れると言われている。美味しく新年の運だめしができる楽しいお菓子。
もちろんそんな定番菓子も良いが、今回紹介したいのは2016年の干支をモチーフにした「サル年クッキー」だ。クッキーとしてのクォリティはお墨付きだが、とにかく様々なおさるさんの表情がかわいい。食感や味はもちろんだが、形やデザインもクッキーの大切な要素。こんなクッキーが出されれば、つい笑顔になって何だか良いことが起きそうな2016年を予感してしまう。
クールな顔を持つコンテンポリーなホテルはハートフルなスタッフとスイーツに溢れている。
※掲載情報は 2016/01/06 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。